「残念なイケメン」










私の後輩のことです。




















私が教室を出て

廊下を歩いていると

前から、鏡を持って

髪を整えている

男の子が歩いてきます。










私は、

「うわあ‥‥
ナルシストだあ‥」

と思って

すれ違おうとすると










「あっ先輩!

 こんにちは!!」










男の子が顔を

あげました。

残念なイケメンでした。




















私が駅のホームを

歩いていると

男の子が2人

椅子に座って

話しています。










私がその前を通ると










「あっ先輩!

 こんにちは!!」










残念なイケメンでした。










「先輩、マシュマロ

 食べませんか?」










手にはピンク色の

マシュマロが

握られています。

きっと苺味なのでしょう。










「あ‥えっと‥‥

 いいや‥‥‥‥

 ありがとう‥。」










いつもなら

食べれるものは

何でももらう

あたしですが

何故かこのときは

食べる気が

しませんでした。










「え、これ、めっちゃ

 甘いですよ!?」










私は甘い物好きだと

思われているようです。




















部室で部会が

あったときのこと

残念なイケメンは










「先輩!先輩!

 ボーリング

 しましょうよ!!」










と言って

エアーボーリングを

始めました。










「‥‥よっしゃあ!!!!」










どうやらストライク

だったようです。










「次は先輩の

 番ですよっ!」










私は戸惑いながらも

投げてあげました。










「‥あーあ、

 惜しいですねえー。」










何本残ったのか

私には分かりませんでした。




















残念なイケメンは

再来週の大会には

出られないそうです。

ジャニーズ事務所に

スカウトされたので

当日は東京に

いるらしいのです。














さすが残念なイケメンです。