ウクライナにロシアから核兵器が撃ち込まれたら、
世界は一斉にロシアを非難するだろう。
その可能性は100%を超える。
ところが、核兵器を打ち込まれて、数十万人の人々が亡くなっても
その国を非難するどころか、
その後ずっと実質占領されながらも
何とも思わない国があったらどうだろうか?
そういう国はあるものか?
と思うかもしれないが、
そういう国が日本である。
罪のない一般人が何十万人も空襲で殺され、
核兵器の実験場として使われ、
実際に数十万人の人々が殺された。
しかし、
「核兵器が使用されたから
日本は戦争を終えることができた」
と、理不尽な論理を
戦後ずっと、そして未だに、
何の疑問も持たずに、信じている。
実際に戦っているのは日本軍なのだから、
軍の施設だけを攻撃すればいいではないか。
ところが実際は、日本全国の一般人が何十万人も空襲され、
家は焼かれ、焼け野原となった。
今のウクライナの被害の比ではない。
今になって
アメリカに恨みを持て、と主張するつもりはないが、
日本人が悪いのか?
罪のない一般人を殺したのは
アメリカじゃないか!
アメリカは悪くないのか?
戦争を終わらせるだけの目的のために
空襲や
核兵器の使用が
本当に必要だったのか?
先の戦争は圧倒的に日本が不利な状態だった。
戦争終結の選択肢はもっとあったのではないか。
戦争は勝った方が常に正義だ。
戦後の日本は、
アメリカ政府に、いいように洗脳され続けてきた。
未だにその状態は続いている。
かといって、今の現状は簡単に打破できるものではない。
せめて、日本人よ、
アメリカが核兵器を使ったから戦争が終わったんだ、
と考えるのは見直そうじゃないか。
それはまるで
アメリカ軍が、罪のない日本の一般人を多く殺してくれたから
戦争が終結したんだ、と言っているのに等しい。
その論理は、
ロシアが罪のないウクライナ人を多く殺したから
戦争が終結したんだ、と言っているのと等しい。
今なら、
このような論理はまったく常軌を逸していると判断できるのに、
80年前の悲惨な出来事にかんしては
まったく逆の理解をしている日本人。
いい加減目を覚まさないと日本の真の独立はない。