SNS運用代行を学び、短期間で大きな収入を得ることを謳い文句にしたスクールや、短期間でウェブデザイナーとしてデビューし、自由に働けるという歌い文句で宣伝しているスクールが増えていますが、

 

 

「実際のところどうなの?」

 

「怪しくないの?」

 

と感じたことはありませんか?

 

 

私は具体的にスクールの内容を知っているわけではありませんが、見分けるポイントがありますので、今回はそれをお伝えしますね。

 

 

 

①LP以外に会社(屋号)のホームページがない

 

LP(エルピー)とは商品やサービスを販売するために作られる1枚もののホームページです。

 

 

このLP自体は悪者ではありませんが、それしかないというのは問題です。

 

 

つまり運営元である会社(個人事業主でも屋号はあります)の、事業内容、事業者のプロフィール、サービスの内容や価格などをまとめて閲覧できるホームページがなければ実態がわかりません。

 

 

正式なホームページというのは、上部にきちんとお客様が知りたいメニューがあり、複数ページに渡って、情報が整えられているものです。

 

 

一見すると立派に見えても、たった1枚のページで「スクール」と謳っているものもありますので、注意してくださいね。

 

 

 

②特定商取引法、プライバシーポリシー、キャンセルポリシーの表記がない

 

 

①とも関係がありますが、インターネット上でサービスを販売する場合、必ずこれらの表記が義務付けられています。これは消費者庁で定めていることです。

 

 

参考▶通信販売|特定商取引法ガイド

 

 

通信販売は、テレビショッピングやカタログショッピングだけではなく、インターネット上で商品を販売することも含まれます。

 

 

どんなに魅力的な商品やサービスをインターネットで見つけても、必ずどこかに「特定商取引法」が書かれているか見てください。

 

 

これはホームページでも、①でお伝えしたLPでも共通です。

 

 

 

③無料相談が別のスタッフである

 

 

多くのスクールでは無料相談を設けています。これはお互いのために良い仕組みですが、問題は当日の対応です。

 

 

本来は代表者(指導者)が、直々にお話すべきだと私は思います。

 

 

不安な中、無料相談を申し込んだのに、ネットで見たのと全く違う人が現れて、説明だけされても更に不安が募るだけですよね?

 

 

他にも何か違和感を感じたらやめておきましょう。

 

 

何を習うかも大切ですが、誰から習うかはもっと大切です。

 

 

 

④動画講義だけで実質独学に近い

 

 

これは別に怪しいわけではないのですが、動画やテキストだけで学ぶのは独学に近いものがありますね。

 

 

売り切りの動画や書籍であれば、割り切って購入できますが、長期間サポートを謳いながら、蓋をあけてみたら動画を見るだけ、せいぜいLINEなどで質問できる程度であれば、あまり意味がないと思います(個人的な見解です)

 

 

 

⑤返事が遅い、的外れである

 

3か月を超える長期講座の場合、どうしても価格が高くなります。

これは、それだけ濃い内容ですから仕方ありません。

 

そうなると学ぶほうも、清水の舞台から降りる勇気で決心するでしょう。

 

ですから可能な限り、事前に気になることは遠慮なく質問したほうが良いです。

 

もしその際に、あまりにも返事が遅い(どんなに遅くとも翌日には返事ができるはずです)、聞いたことに対して明確な回答が返ってこない場合は、少し考えたほうが良いでしょう。

 

返信が遅いということは、仮に何か質問があっても待たされることになります。

 

その間、勉強が進みません。

 

 

例えば土日に勉強しようと思って、金曜日に質問したのに返事が来たのが月曜だったら?

 

深夜や早朝の質問にはすぐ返答がないかもしれませんが、常識で考えたら翌日には連絡が来るはずです。

 

せっかくの土日がムダになってしまいますよね。

 

そうして1か月、2か月とあっという間に過ぎてしまいます。

 

 

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誤解のないように付け加えますが、この5つに当てはまる=詐欺とは違います。

 

 

わざわざ騙そうなどと思ってやっているのではありません。

 

ただ法律に対して無知であったり、生徒さんの「時間」や「お金」「勇気」を軽んじていたり、その方自身がどこかで教わったやり方をそのまま使っている等のケースです。

 

 

これだけ情報が溢れている中では、選ぶほうにも知識が必要です。

 

 

やみくもに「怪しくないのか」という視点だけでネットで情報を集めると、どうしても「怪しいクチコミ」を見つけたくなります。

 

 

すでに意識では「怪しい」と思ってしまっているからです。

 

 

そうした感情ではなく、きちんとしたホームページはあるのか、特定商取引法の表記があるのか、代表者はどんな人なのか、誰がどのように対応してくれるのかを、しっかりと見極めていきましょう。

 

 

 

繰り返しになりますが、何を教わるかも大事ですが、誰から教わるかはもっと大事です。

 

 

耳障りの良い言葉、上辺だけの情報、不確かなネットの評判で判断するのではなく、ご自身の時間、お金、気持ちを尊重してくれて、安心して楽しく学べるスクールを選びましょう!