空気人形
~2009年~
脚本・監督:是枝裕和
原作:業田良家「ゴーダ哲学堂 空気人形」
主な出演者
空気人形:のぞみ・・・ペ・ドゥナ
純一・・・ARATA
秀雄・・・板尾創路
敬一・・・高橋昌也
佳子・・・余貴美子
鮫洲・・・岩松了
美希・・・星野真里
園田・・・オダギリジョー
千代子・・・富司純子
萌・・・奈良木美羽
真治・・・丸山智己
簡単なあらすじ
中年男秀雄はラブドールに「のぞみ」と名づけ、話しかけたり抱いたりしていた。ある日、のぞみは立ち上がりメイド服で外出。レンタルビデオ店員純一に惹かれ、働くこととなった。心をもったのぞみは、昼は純一、夜は秀雄と共に過ごす。店で釘に引っ掛け穴を開けてしまったのぞみは、純一に正体がバレることになり・・・
レビュー
キャッチフレーズ「心をもつことは、切ないことでした」
”性欲処理の代用品”と悩むラブドール「のぞみ」の切ない愛の物語です。是枝裕和さんが脚本・監督を務めたファンタジック・ラブストーリー。ホラー要素も感じますね
その「のぞみ」を演じたのが、韓国女優ペ・ドゥナさん。1999年に「リング」の韓国リメイク版「リング・ウィルス」貞子役で俳優デビュー。当作品で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得されました
現在45歳なんですね。当作品「空気人形」出演時は30歳くらい??もっと若く見えましたね。ヌードも辞さない演技で良かったです
人間の純一に恋してしまったのぞみ。しかし自分は所詮、人形でしかない葛藤に切なさを感じます。たどたどしい言葉を発する人形のぞみ、釘で空気が抜けるシーンはハラハラドキドキでした。冷静に空気を吹き込む純一にちょっと目頭が熱くなった・・
ラブドールという人形が主人公だからでしょうか?印象的なシーンの連発です。特に、ラストは悲しくも綺麗で素敵なシーンでした
P.S. 現在上映中の長澤まさみさん主演「ドール・ハウス」も観なくっちゃ!