蜘蛛男

1958年

 

 

 

 

 

 

主な出演者

 

畔柳博士・・・岡譲司

富士洋子・・・宮城千賀子

里見芳枝、絹枝(二役)・・・八島恵子

明智淳子・・・河上敬子

野崎三郎・・・舟橋元

平田東一・・・風間繁美

明智小五郎・・・藤田進

浪越警部・・・松下猛夫

 

 

 

 

 

簡単なあらすじ

 

 美しい少女が次々と惨殺され、頭を悩ます浪越警部。犯罪学畔柳博士の知恵を借りて捜査に挑む。しかし、映画スター富士洋子までが誘拐された。明智小五郎は、蜘蛛男の正体を見破るが、蜘蛛男の陰謀計画は着々と進められていた

 

 

 

 

 

レビュー

 

 全編白黒(モノクロ)映画です。製作が1958年とまあ、ずいぶん前。今改めて観るとなんか新鮮

 

 「蜘蛛男」は江戸川乱步の代表作。古い映画とはいえ、ファンにはたまらない作品の一つですね

 

 若い美女が次々と蜘蛛男の餌食となって惨殺されます。明智小五郎が早々と正体を見破るのもこの作品の特徴。そして、蜘蛛男の犯罪美学を全うすべく、パノラマ館が完成しようとする中でのラスト

 

 謎解き・犯人捜しというよりは、犯罪美学に一生をかけた男と明智小五郎の対決!そんな物語です

 

 DVD化され発売されてますが、外ジャケットの表面がカラー、裏面がモノクロ。そそられる内容ですね

 

 スーツ姿の蜘蛛男が両手に美女を抱えてるこのジャケットは、蜘蛛男の個性がにじみ出ています

 

 原作「蜘蛛男」は、江戸川乱步美女シリーズ第18作「化粧台の美女」や1970年の江戸川乱步シリーズ明智小五郎第1作「殺しの招待状 蜘蛛男より」(共にDVD化)等で映像化されてますが、1958年版の当作品ももちろん見逃せませんね