幻想殺人

 

1971年:イタリア、フランス、スペイン

原題:A LIZARD IN A WOMAN'S SKIN

UNA LUCERTOLA CON LA PELLE DI DONNA

監督:ルチオ・フルチ

 

 

 

 

 

 

主なキャスト

 

キャロル・ハモンド・・・フロリンダ・ボルカン

フランク・ハモンド・・・ジャン・ソレル

コーヴァン警部・・・スタンリー・ベイカー

ジュリア・・・アニタ・ストドベリ

デボラ・・・シルビア・モイ

ジョアン・・・エリー・ガッレアーニ

ジョニー・・・ペニー・ブラウン

 

 

 

 

 

簡単なあらすじ

 

 悪夢に悩まされるキャロル。それは、隣人ジュリア邸で行われる乱交パーティが原因だった。夢の中でジュリアを殺害したキャロル。それが現実となってしまう

 

 現場検証から容疑者とされたキャロルだが、コーヴァン警部は確信が持てない。夫の不倫が発覚し二転三転する展開へ。果たして、真相は一体何なのか?

 

 

 

 

 

 

レビュー

 

 オープニングからジャッロ映画にふさわしい独特な映像が続き、俺好みの映画だろう・・・と興味津々

 

 

 夢の中で行われた殺人が現実となり、現場には主人公キャロルを疑うべき証拠だらけ。いかにも誰かにはめられたような展開

 

 面白いっすね

 

 キャロルの父に脅迫電話があり、その後、夫の不倫が発覚。脅迫電話の相手が殺されたジュリアであれば、動機が見えた夫

 

 それも単純すぎてないよな・・・

 

 殺人現場に居合わせただろう男女のヒッピー。キャロルと夫の連れ子ジョニーがヒッピーたちを追うも、犯人じゃないだろ

 

 

 もしかして、キャロルの父が何か関わってる?

 

 そうなんです。ストーリーがいいんですよ、この作品。ジャッロ映画ゆえに、謎解き・犯人捜しに凝っていて、観ていて飽きません

 

 ラスト(クライマックス)にもご期待!でいいでしょう

 

 エロ・グロや恐怖感は正直、並といったところですが、存分にストーリーを楽しんでください。あの「サンゲリア」の8年前のルチオ・フルチ作品。また違った意味でナ・イ・スな作品ですよ