鬼龍院花子の生涯
1982年
主な出演者
鬼龍院政五郎・・・仲代達矢
松恵・・・夏目雅子
少女時代の松枝・・・仙道敦子
歌・・・岩下志麻
花子・・・高杉かほり
つる・・・佳那晃子
牡丹・・・中村晃子
笑若・・・新藤恵美
相良・・・室田日出男
兼松・・・夏木勲
田辺恭介・・・山本圭
近藤・・・役所広司
山根勝・・・梅宮辰夫
須田宇市・・・丹波哲郎
簡単なあらすじ
大正十年。松恵(仙道敦子)は土佐の大親分・鬼龍院政五郎(仲代達矢)の養女として迎えられた。鬼龍院家には正妻の歌(岩下志麻)の他、妾の牡丹(中村晃子)や笑若(新藤恵美)が住んでいた。加わり妾となった料亭のつる(佳那晃子)との間に花子(高杉かほり)が生まれる
昭和九年、小学校教師となっていた松恵(夏目雅子)は田辺(山本圭)と愛し合うようになるが・・・
レビュー
映画開始から2時間を過ぎた後半。葬儀の場で松恵(夏目雅子)がぶっ放す
「なめたらいかんぜよ!」
当時の流行語となったのです。これは宮尾登美子さんの原作にはなく、脚本の高田宏治さんの創作だったらしく、この名セリフを夏目雅子さんが見事にこなしたわけです
そして映画は大ヒット。観ましたか?
タイトルにある鬼龍院花子は主人公じゃないんでしょう。鬼龍院政五郎こと鬼政の実子花子の生涯を、養女松恵の視点から描いた作品です
その松恵役を演じたのが当時24歳くらいだった夏目雅子さん。夏目さんはヌードを自分から志願したらしく、他の女優の濡れ場も話題となりました
夏目さんは私の大好きな女優です。出会いは1978年のドラマ「西遊記」。三蔵法師役を演じたわけですが、綺麗な女優さんだなぁと思って観てました
1985年に死去するまでの夏目さんの出演作品。チェックしてみてください。「鬼龍院花子の生涯」の翌年(1983年)、「魚影の群れ」でも濡れ場を演じてますが、三蔵法師のイメージが強かった私には大きなギャップがあったものです
私の父も夏目さんと同じ白血病で亡くなりました。私が6歳の時です。若いので癌の進行が早かったそうです。私にとっては特別な存在の夏目雅子さんの出演映画「鬼龍院花子の生涯」。どうぞご覧になってみてください。「西遊記」も、ね