第1話 「自分のしたいことってなんやっけ。」
私は淡々と日々を過ごしていた。私の名前はヒロ。実家暮らしの20歳で、職場では別フロアにいるが同じ介護施設で働く彼女と付き合っていた。普通の平凡な人間だ。
最近、彼と彼女の関係も仕事もマンネリしてきて、何か楽しみが欲しいと感じていた。今日もいつも通り、車で実家から30分の介護施設で働いている。
タバコ休憩中、上司の30代の男性から「若い子はいいな。俺は歳だからもう何もできない」という会話がでた。ヒロは素直にこの人がかわいそうだなと思った。歳を重ねることで自分の可能性が狭まっていくのか、と考え込んだ。
仕事場に戻ると、皆不満そうに仕事をこなしている。突然、自分がいつまでこの職場で働くのかという疑問が湧いてきた。ふと、自分のやりたいことって何だったっけと考えるようになった。
心は揺れ動き始めた。何か新しい道を見つけるべきなのか、それとも安定したこの職場に留まるべきなのか。まるで小説の主人公のように、彼の内なる葛藤が深まっていくのだった。
帰り町になんとなく寄った本屋で見つけた題名に心が、ギューっと痛くなるほど今自分に必要だと感じた一冊に出会う。
アドラーの教え
嫌われる勇気だ。
「著作、嫌われる勇気」は、心理学について書かれた本です。この本では、自己肯定感や他人との関係、幸福について考えることが紹介されています。
心理学とは、人々の心や行動について学ぶ学問です。この本では、他人からの評価に左右されずに自分を受け入れ、自己実現するための考え方や方法が説明されています。
たとえば、他の人に嫌われることを恐れずに自分らしく生きることが大切だと言われています。自分自身を大切にすることで、自己肯定感が高まります。また、他人との関係では、自分が思っていることや感じていることを正直に伝えることや、相手の意見に耳を傾けることが大切です。
この本を読んで私は、極端に人から嫌われることを避けて自分の主張を押し殺していたことに気付きました。とはいえ、ぱっとあれしたいこれしたいと出てくる訳でもありません。
俺ってこの人生で何がしたいんやっけ?
次回、第2話 自分と向き合う
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