アニエス・ヴァルダの人生について、本人から語られる映画。

 

アニエス・ヴァルダとは、フランスの有名な女性の映画監督で

彼女の自伝の映画化とも言える。

つまり、アニエス・ヴァルダの映画を見て、彼女の映画が好きで、さらに監督である彼女本人について関心がある人は楽しめる。

 

 

そうでない人にとっては、ご年配の少しオシャレなフランス人で、おそらくフランスでは有名と思われる女性が、ただ自分の人生を語るという、特に見応えのない映画と感じるだろう。

 

アニエス・ヴァルダの交友関係も語られる。

彼女本人が有名な監督であるので、登場する著名人は多い。

 

こういう絵を撮ってみたかったの。

そんな気持ちが映画から伝わってくるようだ。

アニエス・ヴァルダは、キャリアを写真家からスタートしているので、つまりこの「アニエスの浜辺」は、フォトジェニックなフランスの歴史の写真集の映像版だと思えば見やすい。

 

始終、本人が視聴者に語りかけるスタイルなので、その言葉は聞き取りやすい。

フランス語学習にはいいかもしれない。

 

エンターテイメント性はない。ワクワクドキドキするような映画ではないので、ご注意を。