「加藤は人の目がないと直ぐにサボるから松原くんと組ませて見張らせた方がいいんよ、ただあの二人は二人でベラベラと無駄話が多いからなぁ・・・それと加藤は臭いから夏場ようと近づかないようにしとかないかん(笑)」

と、
州児は臭い息を吐きながらニタニタと語る。

一方、
憲子は新たに後輩の栗林健二に恋心を寄せ二人は肉体関係までに発展していたが
健二は憲子の汚い食事スタイルと強烈なバキュームと体臭に堪えれなく、
日に日に憲子を避けるようになる。
だが、
執拗な憲子の求愛連絡に連日うなされていたが
無事憲子との関係を絶つ事に成功させた健二、
そして直ぐに別の女とゴ一ルインに成功。


ハズキ~ハズキ~

シュ一ッ
ガシャ・・・

ザワザワ・・・


お降りのさいは手荷物のお忘れがないようご注意下さい・・・


新幹線から降りて来たのは岳山と島田である。

「やけん阿部さえいなければいいのになぁ」

(結局アイツは仲間がいなければ強がれないから孤立したらおとなしくなる奴らですよ、長いだけでエラソーに胸糞悪いわ)


「確かに単細胞と言うか子供みたいな性格だね」

(松原らも同様ですけどね)

クスクスクス・・・

「どうする、ご飯食べて帰る?」

(そっちは待ってるんじゃないの?)

「あ、いやそっちが大丈夫なら平気だけど」

腕時計を見る島田彩。

(行きましょうか)

「んじゃ、いつものとこで」

ガラガラとトランクを引きながら二人は駅から出て行った。



つづく・・・