トイプードル猫オカメインコご訪問くださいましてありがとうございますオカメインコ猫トイプードル





いつも止めるスーパーの横の駐輪場自転車
夜8時頃寄ると

きっちりお洒落をした高齢の御夫人おばあちゃんが猫に餌をあげていました

あ、最初に言っておくと私
知らない人に自分から話しかけるタイプではないんですぼけー

でも、えいっ!とスイッチを入れることは多少出来ます
特に、動物の事となると何故か急に積極的になってしまう不思議笑

ついつい声をかけました





暗すぎるし、内臓カメラの性能が悪いので
肝心な物が
なーーんも写ってないタラー

ここには実は
サビ猫2匹ニコニコと御夫人おばあちゃんと大きなビニール袋3個が写ってるはずなんです




ますます写ってない笑


御夫人おばあちゃん、大体1キロぐらいの距離をぐるっと2時間!かけながら
猫に餌をあげて歩いて回るんだそうです
毎日毎日
それを20年間!
餌代は一週間になんと2万円!
よく見るとドライフードの他に
湯がいた鶏肉もあげている


「雪の日でも雨の日でも、ちゃんとここで待ってますよ」


餌やりの許可を得るために
管理人や住人にコーヒーおごって機嫌を取ったりされたそうで
そのご苦労を思うと胸が痛みました


我が区は野良猫対策が遅れている
前の区長が動物嫌い子供嫌いで最悪だったらしい


TNRと言う言葉もご存じないようでした
そんな単語が広まる以前から
避妊去勢も数え切れないほど行って来たそうです


「私が手をかけた子達だけは、最後まで面倒みてあげようと思ってるんです」



お月様 お月様 お月様 お月様 お月様



明日をも知れない小さな命に向き合うという事は
ある意味最も過酷な自己犠牲だと思います


スーパーボランティアって言葉が流行りました
この方もまさしく当てはまりますが
動物愛護の世界に関わるボラさんって
そんな方々が一杯いらっしゃるんじゃないか


「もし良かったらごはん置いてあげてください
私が夜、入れ物片づけますから」 
と、おっしゃいました


20年の間どんな事があったんだろう
少しはこの方にとって優しい世の中になったのだろうか


私は以前、この方と同じ様な方と知り合った事があります


その老婦人Mさんは
猫愛ゆえに時々周りが見えなくなる方でした
不法侵入で警察沙汰まで起こし
私も巻き添えになりそうになりました


ところ構わず置き餌をし
近所から嫌われ怒鳴られる姿は哀れで気の毒でした


でも気持ちは痛いほどわかるのです
みんな可哀想な命を助けたいと必死なんです


もっと色々と聞きたかったのですが
少し迷惑そうな顔をされました
お歳もありやはり心身共に一杯一杯なのでしょう
聞けば腎臓もお悪いのだそうです


「今頃毎日ここに来ますから、お話しがあればその時にでも」


と言って
キャリーを引いて
疲れた顔で帰って行かれました
Mさんが重なりました


同じ地域に住んでいながら
大した事も出来ていない自分
なんだか申し訳ない気持ちになりました


自分なりに何かやっていこう
改めてそう思いました


忙しくてあれからまだお目にかかってませんが
寒い日雨の日事あることに
老夫人の事を思い出します





長々とした文を最後までお読みくださいましてありがとうございましたニコブルーハーツ