みなさんこんにちは。
福島直樹です。
番組(五回目の放送)では、
「『カジュアルな服装でお越しください』って何を着ていけばいいの?」
「エントリーシートで強調したいところに赤ペンを使ってもいいの?」
「面接で方言が出ると落とされる、ってホント?」
などの初歩的な疑問に人事の方に答えていただきました。
●くだらない疑問も当然の不安です
社会人からすれば、「なんだか低レベルな話だな」「どうでもいいことなんじゃないの?」と感じるかもしれませんね。
しかしこのような疑問を抱く学生は少なくないし、自然なことだと思いますよ。
ほとんどの学生は仕事をしたことがないですよね。つまり仕事で要求される常識や、「一般論として~~と言われているが、実際には○○を押さえておけば大丈夫」といった「実際のポイント」がわからないわけです。だからこのような質問や疑問が出て来るのではないでしょうか。
(社会人並みのスキルが求められるアルバイトをやっていた学生や、たくさんの社会人と話した経験のある人は、なんとなく「実際のポイント」を理解していることが多いのですが)
●リクルートスーツの疑問
そして、今回は番組で取り上げられなかった疑問を取り上げてみたいと思います。
「リクルートスーツはどんな色が有利なのですか?」
「二つボタンより三つボタンのスーツの方が有利と聞きましたが本当ですか?」(男子学生)
「シャツの色は白でないとダメなんでしょうか?」
そうです。リクルートスーツ、服装について説明させて下さい。
● 服装、身なりについて企業が求めているものは特にない!?
多くの企業、面接担当者は、
「スーツは黒よりチャコールグレー(濃いグレー)がよい」
「シャツは白であるべき」
「男子のスーツは二つボタンより、三つボタンの方がのぞましい」
「女子はパンツスーツよりスカートの方が無難ですよ」
というようなリクエストやアドバイスは、まずありません。
「清潔感があり(相手に不快感を与えない)、自分の服装に不安がないのであれば、何でもいいのでは?」
と考えている人がほとんどです。
中には、
「別にリクルートスーツでなくていいんだよな。個人的には」
という人もいるぐらいです。
また会社によっては、リクルートスーツを一度も着ずに内定が出たケースもありました。
つまり学生が考えているほど、リクルートスーツについて企業は注意をしていないということです。まずこれが前提です。
●しかし避けるべきパターン(失敗例)はある。
つまり大げさに言えば、正しいスーツスタイルというものはないのです。ただ「これはまずいな~」という失敗例や避けるべきパターンはあります(後で説明します)。
あなたは「企業に好かれるであろう正しいスーツ」を求めるのではなく、避けるべきパターンを知り、あとは自分の好みと予算で決めて行けばよいのです。
●面接担当者が無意識に感じている事「見た目と中身は比例する」
ただ、一つ理解してほしいこと、企業側が長年の経験則として理解してしまっていることがあります。
身なりがきっちりしている学生、清潔感のある学生は、情報感度が高く、発言内容に説得力があり、マナーや対人コミュニケーションのレベルが高いケースが多いのです(もちろん例外もあり)。
逆に言えば、ホストみたいな格好している男子学生で、レベルの高い人がいないわけではないが、とても少ないことも事実なんです。
よって面接担当者は無意識にそんな先入観を持ってしまうのものです。これは面接担当者自身が気付いていない事も多い(特に営業、企画など、人事以外の部署の社員が面接を担当しているケースで多い)のですが、大切なポイントだと思います。
● 服装で避けるべきパターン(ありがち失敗例)
以下のような服装は止めましょう。だらしない印象を与えてしまいます。
◆男子
・著しいオーバーサイズ(ぶかぶか)のスーツ。肩が落ちていたり、着丈、袖(そで)が異常に長いなど。ジャストサイズのスーツを着て下さい。
・二つボタンスーツ、三つボタンスーツどちらでもよいですが、一番下のボタンは止めません。
・パンツの折れ目が消え、よれよれになっている。
・パンツの裾(すそ)が長過ぎでダブついている。基本はワンクッションです。
・ベルトと靴の色が合っていない。黒で統一しましょう。
・シャツの首周りが汚れている、ひどいしわがよっている。
・ネクタイの結び目とシャツの第一ボタンの間の隙間が大き過ぎる
・ 靴が著しく汚れている
・ スーツの色は紺、黒、グレーの無地であればどれでも大丈夫です。色や値段よりサイズが大切ですよ。
◆女子
・男子ほどではないのですが、たまにオーバーサイズのスーツの人がいます。
・意外に多いのが、ジャケットの袖(そで)が長過ぎる人。面接で座っている時に、腕に多量のしわがよります。
・ これも意外に多いのがシャツがよれよれの人。多分、カジュアルシャツを着用してしまっているようです。しわ加工のシャツはやめましょう。
・ スカートでもパンツでも好きな方でかまいません。スカートは短過ぎるといやらしいし、長過ぎるとダサイかんじになります。
・ アクセサリー、メイクはみなさん控えめにしていますが、女子の場合、あまりに地味過ぎるのもどうかと思います。小さなピアス程度はよいのかもしれません。
・ スーツの色は紺、黒、グレーの無地であればどれでも大丈夫です。色や値段よりサイズが大切ですよ。
● 注意点
以上は一般的なケースですが、アパレル業界については、事情が変わります。おしゃれであることが積極的に評価される業界ですから、無難なスーツではなく、しゃれたスーツを着ていきましょう。シャツも白以外ももちろん大丈夫です。
ということで服装は、なかなかバカにできない問題です。今のスーツや服装に不安があれば、面接のときに影響が出るでしょう。避けるべきパターン(失敗例)で確認して、自信を持って面接に行きましょう。
では!
また!
福島直樹です。
番組(五回目の放送)では、
「『カジュアルな服装でお越しください』って何を着ていけばいいの?」
「エントリーシートで強調したいところに赤ペンを使ってもいいの?」
「面接で方言が出ると落とされる、ってホント?」
などの初歩的な疑問に人事の方に答えていただきました。
●くだらない疑問も当然の不安です
社会人からすれば、「なんだか低レベルな話だな」「どうでもいいことなんじゃないの?」と感じるかもしれませんね。
しかしこのような疑問を抱く学生は少なくないし、自然なことだと思いますよ。
ほとんどの学生は仕事をしたことがないですよね。つまり仕事で要求される常識や、「一般論として~~と言われているが、実際には○○を押さえておけば大丈夫」といった「実際のポイント」がわからないわけです。だからこのような質問や疑問が出て来るのではないでしょうか。
(社会人並みのスキルが求められるアルバイトをやっていた学生や、たくさんの社会人と話した経験のある人は、なんとなく「実際のポイント」を理解していることが多いのですが)
●リクルートスーツの疑問
そして、今回は番組で取り上げられなかった疑問を取り上げてみたいと思います。
「リクルートスーツはどんな色が有利なのですか?」
「二つボタンより三つボタンのスーツの方が有利と聞きましたが本当ですか?」(男子学生)
「シャツの色は白でないとダメなんでしょうか?」
そうです。リクルートスーツ、服装について説明させて下さい。
● 服装、身なりについて企業が求めているものは特にない!?
多くの企業、面接担当者は、
「スーツは黒よりチャコールグレー(濃いグレー)がよい」
「シャツは白であるべき」
「男子のスーツは二つボタンより、三つボタンの方がのぞましい」
「女子はパンツスーツよりスカートの方が無難ですよ」
というようなリクエストやアドバイスは、まずありません。
「清潔感があり(相手に不快感を与えない)、自分の服装に不安がないのであれば、何でもいいのでは?」
と考えている人がほとんどです。
中には、
「別にリクルートスーツでなくていいんだよな。個人的には」
という人もいるぐらいです。
また会社によっては、リクルートスーツを一度も着ずに内定が出たケースもありました。
つまり学生が考えているほど、リクルートスーツについて企業は注意をしていないということです。まずこれが前提です。
●しかし避けるべきパターン(失敗例)はある。
つまり大げさに言えば、正しいスーツスタイルというものはないのです。ただ「これはまずいな~」という失敗例や避けるべきパターンはあります(後で説明します)。
あなたは「企業に好かれるであろう正しいスーツ」を求めるのではなく、避けるべきパターンを知り、あとは自分の好みと予算で決めて行けばよいのです。
●面接担当者が無意識に感じている事「見た目と中身は比例する」
ただ、一つ理解してほしいこと、企業側が長年の経験則として理解してしまっていることがあります。
身なりがきっちりしている学生、清潔感のある学生は、情報感度が高く、発言内容に説得力があり、マナーや対人コミュニケーションのレベルが高いケースが多いのです(もちろん例外もあり)。
逆に言えば、ホストみたいな格好している男子学生で、レベルの高い人がいないわけではないが、とても少ないことも事実なんです。
よって面接担当者は無意識にそんな先入観を持ってしまうのものです。これは面接担当者自身が気付いていない事も多い(特に営業、企画など、人事以外の部署の社員が面接を担当しているケースで多い)のですが、大切なポイントだと思います。
● 服装で避けるべきパターン(ありがち失敗例)
以下のような服装は止めましょう。だらしない印象を与えてしまいます。
◆男子
・著しいオーバーサイズ(ぶかぶか)のスーツ。肩が落ちていたり、着丈、袖(そで)が異常に長いなど。ジャストサイズのスーツを着て下さい。
・二つボタンスーツ、三つボタンスーツどちらでもよいですが、一番下のボタンは止めません。
・パンツの折れ目が消え、よれよれになっている。
・パンツの裾(すそ)が長過ぎでダブついている。基本はワンクッションです。
・ベルトと靴の色が合っていない。黒で統一しましょう。
・シャツの首周りが汚れている、ひどいしわがよっている。
・ネクタイの結び目とシャツの第一ボタンの間の隙間が大き過ぎる
・ 靴が著しく汚れている
・ スーツの色は紺、黒、グレーの無地であればどれでも大丈夫です。色や値段よりサイズが大切ですよ。
◆女子
・男子ほどではないのですが、たまにオーバーサイズのスーツの人がいます。
・意外に多いのが、ジャケットの袖(そで)が長過ぎる人。面接で座っている時に、腕に多量のしわがよります。
・ これも意外に多いのがシャツがよれよれの人。多分、カジュアルシャツを着用してしまっているようです。しわ加工のシャツはやめましょう。
・ スカートでもパンツでも好きな方でかまいません。スカートは短過ぎるといやらしいし、長過ぎるとダサイかんじになります。
・ アクセサリー、メイクはみなさん控えめにしていますが、女子の場合、あまりに地味過ぎるのもどうかと思います。小さなピアス程度はよいのかもしれません。
・ スーツの色は紺、黒、グレーの無地であればどれでも大丈夫です。色や値段よりサイズが大切ですよ。
● 注意点
以上は一般的なケースですが、アパレル業界については、事情が変わります。おしゃれであることが積極的に評価される業界ですから、無難なスーツではなく、しゃれたスーツを着ていきましょう。シャツも白以外ももちろん大丈夫です。
ということで服装は、なかなかバカにできない問題です。今のスーツや服装に不安があれば、面接のときに影響が出るでしょう。避けるべきパターン(失敗例)で確認して、自信を持って面接に行きましょう。
では!
また!