今回はいよいよ取付について書いていく
まずは電源について
自転車ホーンの電源についてネットで調べるとバイク用のバッテリーが多かった
自動車用バッテリーに比べて小型である、12Vかつ安定した電流を流せるという点で優れている
しかし、放電に弱いというデメリットも存在する
バッテリーチャージャーを使ってどこまで使えるのかがわからず、これはとりあえず保留となった
自転車に電装品をつける際、モバイルバッテリーを利用する例を見たが、ホーンの場合は100W近い電力を必要とするため厳しいのでは無いかと考えた
"Why don't you just meet me in the middle?"
モバイルバッテリーと自動車バッテリーは歩み寄れないのか某世界的ヒット曲の歌詞を想像しながら考えてると、素晴らしい商品を発見した
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"ジャンプスターター"である
ホーン用のバッテリーには十分な電力、USB(Cタイプ)で充電可能、自動車のバッテリー上がりにも対応できるというスグレモノだ
ちなみにLED懐中電灯やスマホ用USBポート(2.1A用とQC3.0急速充電用)もついている
筆者の場合は乗っている車の排気量が4.6Lであるので、車にも使えるよう比較的容量の大きいものを選んだ
ここまで使えることを踏まえれば4600円という値段も高すぎるということはないだろう
車に使わないという人は3千円台のものでも良いだろう
ちなみに、付属のクリップにはショート防止用の装置がついており、バッテリーに正しく繋がないと動作しないようになっているので、電源として利用する場合は新たにコネクターを作る必要がある
形式はほとんどのジャンプスターターで"EC5"となっている
次に配線について
これは大きく分けて2種類あると良いだろう
電源やホーンなどに繋がる線は大きな電力が発生するので、太めのものを使用すべきである
細線や比較的細い線を使ってしまうと、許容電力量を超え、最悪の場合発火する可能性もある
筆者の場合は2.00sq(許容電力200W)のダブルコードを使用しているが、問題なく使用できている
1.25sqのものでもホーンなら許容電力範囲内ではあるが、なるべく大きいものを選んでおいた方が無難である
スイッチなどに繋ぐ部分は、少ない電力になるようヒューズなどを噛ませるので細い線で良い
4極リレーを入れる際、線の細さが変わるため2種類を上手く使いこなすと良い
・ホーン本体 - 3000円
・ホーンコネクター - 1000円
・電源(ジャンプスターター) - 4600円
・2.0sqダブルコード - 700円
・0.5sqダブルコード - 400円
・プッシュスイッチ - 1000円
・防水ヒューズホルダー×2 - 1000円
・ヒューズ(10A、5A) - 300円
・EC5コネクター(メス) - 130円
・ギボシ(スリーブセット) - 500円
計12,630円
この他に取り付けステーやボルト、スイッチパネルなどを使うと2000円プラス
これでも前々回書いたLoud Bicycleのものよりも安く済む
ちなみにこのキットは、トグルスイッチに切り替えたりカプラーなどを工夫して付け、自動車用のフォグランプやプロジェクターランプを固定することで、自動車用ハロゲン・LED・HIDの電源に転用することも可能となる
また、単純計算で15000円ほどとなったわけで、実際にはホーン・コネクター・コード・ヒューズ・ギボシ・取付金具等のパーツは自宅にあり、購入したのはスターター・スイッチ・EC5・ヒューズホルダーぐらいだったので5千円ちょいである
スターターが他にも使えることを考えれば、この程度の値段でホーンをつけられるのは最高だった
自転車のライトを買うような感覚でホーンを付けられたのだから
パーツの説明が予想外に長くなってしまったので細かい取付方法と筆者の取付例は次回紹介する
《おことわり》
この記事は自分の体験記であるため、参考にして頂くのは構わないが取り付けを行う際は自己責任でお願いする
事故等に繋がっても、筆者は一切の責任を負わない

