監督 磯村 一路
主演 大沢 たかお
石田 ゆり子
富士 純子
田辺 誠一
小学校の教師をしていた隆之(大沢たかお)は、次第に視力を失いやがて失明してしまう
難病 ベ-チェット病にかかり、仕事をやめる。
恋人の陽子(石田ゆり子)に別れを告げて長崎に帰っていく隆之。
隆之の後を追って陽子が長崎に尋ねてきた。
ある日二人は聖福寺で林という坊さんに出会う。
彼の話から結夏と解夏という言葉の意味を教わる。
隆之にとって失明する恐怖が行となり、失明した瞬間から、そのつらい行から開放され
解夏となる日が来ると・・・・
ある日隆之は彼女の将来を考え別れを切り出す。
そして・・・・
この作品は前からちょっと見たいなっておもっていた作品で、最近テレビで放送していたので
ビデオにとってみました。
前にも話したと思いますが、私日本の映画本当に見ないのです。何でだろうって
よく思うのですが・・・以前なら面白くないって固定観念とすぐテレビで放送されるので
今すぐ見なくてもいいかなって思ってました。
今も見ないほうなのですが、きっと役者のカラ-が日本だと出すぎてる気がします。
バラエティ-やト-ク番組によく出ているので、謎めいたところないというか、
ドラマにでも演技が良く伝わらないっと思っていました。
でもこの作品で何が良かったかというと大沢たかおの演技が大絶賛!!しました。
普通に普通に演技していて嫌味じゃない。なんかとても共感もてたので、
大好きな俳優さんの一人になってます。今私の中で
この作品は前にドラマで藤木と菅野美穂がやっていたのを見ていたので内容とかは知っていたのですが、
映画のほうが断然いいです。
本当に大沢たかおの自然な演技が光っていて、それに長崎の風景も絵になるし、
内容も知っていても最後まで飽きずに見れました。
ベ-チェット病のことも会話の中で結構詳しく説明していたし、病気になる過程がよく伝わってきて
良い作品でした。
何気ない会話の中で、船が汽笛を鳴らすと、教会の鐘が鳴り、寺の鐘が鳴り響く・・・・
長崎では当たり前の光景がとても新鮮に聞こえました。
病気のことも本当に詳しく説明していて・・・
この病気は少し前に発見されて原因不明みたい。なぜ病気になるかわかっていなくて、
アジア全体に多くて、シルクロ-ド病とも別名呼ばれているそうです。
日本では目にかかる人が断然多く失明になってしまうらしい。
日本では20000人くらい患者がいるそうです。
こんな病気があるなんて知らなかったので、ちょっと調べてみました。
一番暮らしていく上で何を失うのが大変と言えば目ですよね。
原作者のさだまさしさんもインタビュ-で答えていて、それをテ-マに書いてみたといってました。
知人がこの病気にかかったらしく、この病気のことずいぶん調べたそうです。
この作品をみてちょっと日本映画も悪くないかもって思えた作品でした。
お勧め度 ★★★★