大野さんの誕生日が近づいてるんですけども〜

その前にちょっとだけ寄り道(笑)

 

みんな、元気?

 

☆★

 

 

 

智くんとニノがゲストに来てくれた夜会の収録が終わった。

一応、司会者として、二人の楽屋にお礼の挨拶に行く。

 

 

「翔さん、お疲れ様でした。

大野さんのVTR見てる時の顔・・・・

ちょっと気を付けた方がいいですよ」

 

優等生っぽくニノがニヤリと笑う。

 

 

「ニノもお疲れ様。今日はありがとう。

気をつけるって言ってもなぁ・・・

気をつけてるつもりだからねぇ」

 

ニノはまたニヤリと笑った。

手にしたスマホの画面にチラっと視線を走らせると。

頬が緩んで、いい笑顔になった。

なんていうか・・・可愛く微笑んでて。

 

 

「じゃ、ワタシはもう帰りますね」

 

俺がまだ衣装のままなのに。

ニノはすでに私服に着替えていた。

さすが!

サンダルでペタペタと足音をさせながら、帰っていった。

 

 

「んふふ・・今日、相葉ちゃんとご飯食べるんだってさ。

だから嬉しそうだったでしょ?」

 

あぁ、相葉くんからの連絡で、あの笑顔ね。

なるほど。

俺も智くんのVTRしてる時にあんな顔してるんだとしたら。

確かに要注意かもしれない。

 

 

智くんも着替えが終わり、もう後は帰るだけ。

 

 

「先帰って晩酌の準備してようか?

翔くん、まだ帰れないもんね?」

 

「え?待って。一緒に帰りたい!

そのために俺、車で来たんだから」

 

「そう?じゃあ、待ってるね。

でも、ここ引き払って、翔くんの楽屋にいさせてくれる?」

 

「うん、そうして」

 

腰に腕を回して引き寄せると、すっと身を寄せてくる。

自然と少し口を尖らせて目を閉じる。

・・・・可愛い。

こんな智くんの顔は誰にも見せられない。

可愛い智くんの顔を堪能していたら。

智くんの目がパチッと開いた。

 

「翔くんの顔・・・ヤバイよ?すっごい可愛いけど」

 

 

頬を両手で挟まれて。

智くんからキスしてもらった。