いつもの時間のいつものコンビニでいつものカップ麺を買う。
アパートの階段下で、いつものお隣さんと鉢合わせして。
いつものように、会釈だけ。

毎日、判で押したように繰り返されてる。

お湯を沸かして、カップ麺に注いだ。
スマホでタイマーを3分にセットした。

疲れた・・・・


ベッドに寄りかかって、シーツに顔を埋めた。
カップ麺が出来るまでの3分だけでも。

目を閉じた。






いつものように朝が来る。

鍵をかけていると、お隣さんが出てきた。
いつもは会釈だけ。

でも、毎日のように顔を合わせていて。
同じような生活をしている、同じようなサラリーマンってことで・・・
なんとなく親近感を持っていた。

「おはようございます」

初めて声を出して挨拶をした。
ふにゃんって言いたくなるような笑顔を見せてくれて。


「おはようございます」

頭を軽く下げてくれる。
そして、ふと、思いついたように付け加えた。


「また夜に」




☆★



ふと、思いついたおはなしです。
短いのに・・・3回で終わらなかったので番号(笑)