「翔くん？」
「翔く～ん？」
「しょおくん？」
「翔くんてば！？」
何回、呼んでも、こっち見ない。
ソファーで、膝抱えて、ちっちゃくなってる。
隣に座って、翔くんに寄っかかった。
今日はね・・・落ち込んでる理由、僕にも分かるよ。
「そんなね・・落ち込まなくても・・大丈夫だよ」
顔をのぞき込んだら。
大きい目に涙浮かべてて・・
今にも零れ落ちそう。
「そんなこと言ってるけど・・・」
「うん・・・」
「俺の・・ダッサイ白ジャケット姿・・笑ってた！」
そんなこと、言われても・・
ちょっと・・面白かったんだもん。
ババ抜きで勝負が決まった時の翔くんの顔とか。
ジャケット着せられてるときの、いやいやな感じとか。
「智く・・ん・・・」
あ。涙、とうとう、零れた。
勢いよく、抱きついてきて。
・・痛いってば！
「俺のこと・・捨てないで～～～」
え？なんで、そうなるの？？
翔くんの考えてることが、全然わからない！
「ダッサクて、ダッサクて、ダッサクて・・・
それで、智くん、笑ってたんでしょ？」
そんなことなくもないけど・・
んとぉ・・・・
でも、そんな翔くんが、かわいくて、好きなんだよ？
「翔くん、大丈夫。落ち着いて・・・」
「俺のこと・・キライにならないで～～～」
全然、話、聞いてくれないから・・
軽く、頭をぽかっと叩いた。
「智くん・・やっぱり、俺のこと、キライになったんでしょう～」
鼻水まで垂らして・・・
だから・・抱きつきすぎ！
痛いってば！
「翔くん。離して」
「さとしくん・・・やっぱり～」
「翔くん！大好きだから！落ち着いて！」
んふふ・・・
僕ね・・・こうやって、泣きついてくる翔くんが大好き。
すごく、かわいいの。
だから・・最弱王連覇。
して欲しいなぁ。
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Illustration by ☆magic★hour☆ の ヒコさん
「翔く～ん？」
「しょおくん？」
「翔くんてば！？」
何回、呼んでも、こっち見ない。
ソファーで、膝抱えて、ちっちゃくなってる。
隣に座って、翔くんに寄っかかった。
今日はね・・・落ち込んでる理由、僕にも分かるよ。
「そんなね・・落ち込まなくても・・大丈夫だよ」
顔をのぞき込んだら。
大きい目に涙浮かべてて・・
今にも零れ落ちそう。
「そんなこと言ってるけど・・・」
「うん・・・」
「俺の・・ダッサイ白ジャケット姿・・笑ってた！」
そんなこと、言われても・・
ちょっと・・面白かったんだもん。
ババ抜きで勝負が決まった時の翔くんの顔とか。
ジャケット着せられてるときの、いやいやな感じとか。
「智く・・ん・・・」
あ。涙、とうとう、零れた。
勢いよく、抱きついてきて。
・・痛いってば！
「俺のこと・・捨てないで～～～」
え？なんで、そうなるの？？
翔くんの考えてることが、全然わからない！
「ダッサクて、ダッサクて、ダッサクて・・・
それで、智くん、笑ってたんでしょ？」
そんなことなくもないけど・・
んとぉ・・・・
でも、そんな翔くんが、かわいくて、好きなんだよ？
「翔くん、大丈夫。落ち着いて・・・」
「俺のこと・・キライにならないで～～～」
全然、話、聞いてくれないから・・
軽く、頭をぽかっと叩いた。
「智くん・・やっぱり、俺のこと、キライになったんでしょう～」
鼻水まで垂らして・・・
だから・・抱きつきすぎ！
痛いってば！
「翔くん。離して」
「さとしくん・・・やっぱり～」
「翔くん！大好きだから！落ち着いて！」
んふふ・・・
僕ね・・・こうやって、泣きついてくる翔くんが大好き。
すごく、かわいいの。
だから・・最弱王連覇。
して欲しいなぁ。
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Illustration by ☆magic★hour☆ の ヒコさん