先週は休日出勤があって殆ど満足に休みが取れなかったので、今回の2連休は心ゆくまで寛いで過ごすことにした。とはいっても、毎度やることは変わらないのだけれど。
いつものように駅前に行くと、イベント広場にたった一店、ペルー人が開いている屋台があった。この日は風が強くて、店主が網で肉を焼こうとしていると金具やプラスチックの皿などが煽られて飛んでしまい、小さな子供たちと一緒に広い集めていた。その網焼きの肉の串がなんともうまそうだったので、早速1本買ってみる。値段は一串500円と安くはないが、それは屋台でのご愛嬌。パンケーキの切れをオマケに付けてくれ、ゆっくり味わって食べた。
南米ペルーは子供の頃からマチュピチュで憧れていた。おそらく誰もがそうだろう。こうした屋台で使われている食材は日本のものだろうけど、それでも僅かでも南米の空気を嗅げたので満足することにしよう。
肉の串はしみじみとうまかった。
帰り道では、久しぶりに駅の近くにある森林公園に立ち寄る。駅チカのスーパーで見かけたウィスキーのポケット瓶を片手にグビリとやる。濃厚な香りが鼻腔を突き抜けると同時に、胃の中に流し込まれたそれが瞬時にカッと全身に広がり、隅々にまでチカラをみなぎらせる。やはりウィスキーはストレートで味わうのがイチバンだ。一口飲むたびに腹の底がカッと唸って全身にヨロコビが行きわたるのだ。
同じく駅チカで見かけたウインナーが半額でしかもうまそうだったので、即購入してウィスキーのつまみとした。いやはや、うまいウインナーとはそのまま食べてもパリッとした歯ごたえがあり、口の中にうま味が広がるものだ。一口噛むとすっかり味をしめてしまい、またたく間にパリパリ貪り食った。
日が照っているとポカポカあたたかいが、ひとたび日が陰ると急にブルブル震えるほどの寒気がする。なんとも屋外で過ごすのにこんなにやり難いことはないのだが、それでも毎日閉塞された機械工場の中にいる身とあってはこの自然の下での安らぎは捨て難い。それにしてもウィスキーのポケット瓶はなかなかやるものだ。こうした寒空の下では俄然とその威力を発揮する。こうして公園などでまったりと過ごすのにこれ以上の友はない。携帯に便利で、フタを閉めながら好きな感覚で飲める。コストパフォーマンスもよく、ビールほどつまみにこだわる必要もない。この利便性に今まで気付かなかったオノレがなんとも恨めしい。
うむ、いいぞ。ポケットウィスキー。これから暫くの寒い時期はコレを友として豊かな休日ライフを送ろう。となれば早速マイボトルを買わなくては! と、勢い勇んでステンレスのスキットルを早速ネットで購入した。これでもう名実共に立派なアル中の仲間入りだな。ワハハハ。
だがしかし。屋外で飲むウィスキーも良いが、それと同じくらい屋外で飲む瓶ビールも良いことをおれは知っている。こいつを片手に、土地の人間や欧米人旅行者が小粋にラッパ飲みでぐいぐいやりながら、路上を練り歩いたり公園でだべったり本を読んだりする様をおれは旅の途上でよく目にしてきた。それがなんともうまそうで、ついつい真似したくなってしまうのである。やはりビールに関しては缶よりも瓶のほうが遥かにうまいのは明白だ。酒屋でハイネケンとコロナビールの小瓶をすかさず購入。
メキシコのコロナビール。メキシコもまだ行った事がない国だ。さすがトウモロコシの国なだけあって、ビールを口に含むとコーンの香りが鼻腔を擽る。こいつをチビチビ舐めるように飲みながら、先日借りてきた「ヘルマン・ヘッセを旅する」をのんびりとパラパラめくる。今日もいい天気だ。
何だかんだで、酒漬けの週末になってしまった。それでもまた新しくDVDを借りにいくことは忘れず、今回は新たに「インターステラー」、「レフト・ビハインド」、「キャプテン・フィリップス」、「レ・ミゼラブル2012」、「マジェスティック」、「ヒア・アフター」、「ウェイバック 脱出6500km」と計7本も借りた。どうやらなかなかの名作揃いで、これを毎日1本ずつ楽しむことにする。日々のルーチン生活を彩る、ささやかな楽しみとするのだ。
本と酒、そして映画と。これらを糧にして、何とか毎日を乗り切っていきたいところだ。3月に入れば今の仕事で有給も付くので、そうなれば週末に3連休を作って小旅行でも楽しめるかもしれない。
ああ早く旅に出たい・・・。





