「春秋蛸の足」で
主人公の杉野がしきりにつぶやく
（男は・・・）を読んでいたら
２～３年前にラジオで聴いた
声優の落合福嗣さんのおはなしを思い出しました
落合福嗣さんは、プロ野球の落合博満氏の息子さん
今は結婚されてお子様が３人いらっしゃるそう
印象的だったのが奥様のこと
奥様は福嗣さんがお仕事に出かけるとき
必ず道路まで出てきて
夫の姿が見えなくなるまで手を振ってお見送りする
その妻の姿を見ると
福嗣さんは「今日も仕事がんばるぞー」
というエネルギーが沸々とわきあがる
福嗣さん曰く
こんな簡単なことが男にとって最高にうれしく
一日の活力になる
世の中の奥様もぜひやってほしい
そんな感じのおはなしでした
このはなし
職場のお昼休みに同僚に聞かせたところ
わたしを含めた三人は見送りしない派
一人は夫の出勤時間が遅く
自分の方が早く出るため
当然ながらお見送りしない（できない）
という結果でした
最近は妻が働いている家庭も多いし
夫の出勤時間に合わせて起床して
出かけた後に二度寝するー
なんてこともできないだろう
そのうちに起床時間はそれぞれのペース
というのがフツーな気がする
ちなみにわたくし
福嗣さんのおはなしを聴いて猛省しました
やはり、一家のあるじが仕事に行くのに
妻が布団の中から行ってらっしゃい！
これじゃ家庭の秩序は乱れるばかり
それに、そんな簡単なこと
（朝起きるのは簡単なこととも言えないが・・・）
で喜んでくれるなら
お安い御用じゃないですですか
それ以来、ちゃんとお見送りしてますよ
最近じゃ朝ごはんのおにぎりも
にぎって持たせたりして
えーこう見えて（どう見える？）
まあまあ献身的な妻しております
夫の反応は？
「寝ててもいいよ」と言ってくれるものの
まあまあ嬉しそうにしております
（単純なんだよな、男は。）
春情蛸の足 主人公の杉野ふうにつぶやいてみた
ところで・・・・・
逆パターンってどうなんですか？
つまり、妻が出勤するときに
夫が道路まで出てきて見送るやつ
まあ、道路まで出てくることはなくても
玄関先で見送ってもらう
これってフツーにありますか
あんまり人に聞いたことなかった・・・
ちなみにうちのケースでいうと
（うちのケースばかりでごめんなさい・・・）
私は土曜日が出勤という日も時々ある
夫は休み
そんなとき、夫は必ず玄関まできて
わたしに行ってらっしゃいしてくれます
（道路までは来ない）
ただーーー
これ、わたしからすると
けっこうプレッシャーなのです
だって、出かけるときの玄関先って
けっこうバタバタするところでしょう？
バッグの中身を再点検したり
洋服に合わせた靴を奥から取り出すこともある
ゴミ出しの日ならゴミ持って
鍵もチェックして
雨の日だったら傘もあるし
こんなふうにバタバタして
少し焦ってる最中に
玄関先でずっと立って見守られてるって
わたしにとったらプレッシャー
早く行けよと言われてるみたい
追い立てられてるかんじがする
つまり
見送りしないで
と言いたいのです
でも、それを言っちゃうと
ひと様の好意を無下にするようで・・・
だから言ってない
（損な生き物だよなー、女は。）
女じゃなくて、お前のことだろー
というツッコミは聞かないことにする
長い間
子どものため
夫のため
家事に仕事に学校関係
いろんなことにベクトルを向けて
忙しくバタバタする人生を過ごすうち
ひと様の好意を素直に受ける
そんなゆとりを失っていたのかもしれません
５０代からはもっとゆとりある人生を
お見送りしてくれてありがとう
その一言をサラッと言える心のゆとり
そんなステキ女子になりたいものです
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
東京は雨、土砂降りの中ご苦労さまです
いってらっしゃーい
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