昨夜の朗読会を記録したものを聴いていたら、いつの間にか眠っていた。
ほんの数十分だったように思うけれど、ずいぶん深く眠ったようだった。
自分の声に寝かし付けられるとは。
読ませていただいたものがたりの、持つ力ゆえか。
今日は朝からしっかりとした雨で、また風も強く、しっかりと長袖を羽織ったのだけど、20度超えの気温の割には肌寒く、すっかり身体が冷えてしまった。
息子氏は、
「そんなに寒いなら、僕が冬に着ていたものを貸すよ」
と言ってくれた。
すてきな男性に育っており、母はうれしい。
わたしが食べきれないご飯も、いつの間にか食べてくれていた。
たのもしい。
昨夜。
朗読会を終えて画面を閉じる。
からっぽになってしまったように感じた。
それは今までに無い感覚で、
すうっと暗い穴に落ちるようで、
「ああ、いやなところに行ってしまう。」
そう思った矢先、二の腕がほんわりとあたたかいことを感じた。
からっぽなのではなく、満たされた、のかもしれない。
満たされることと、からっぽになることは、
なぜかどこか似ているように思う。
たとえば、言葉をうしなう、というところが。
そんなとき、自らをたすけるものは、
ぬくもりなのかと腕に触れてみる。
やわらかさ、あたたかさ。
それに混じる、せつなさ、かなしさ。
紫陽花のような色をした金平糖を、ひとつぶ囓った。
まだ雨の音は続いていて、明日はどれだけあたたかくすれば、冷えずに済むのだろう。
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女としての生きにくさを感じるあなたさまへ。
おんなをひらく個人セッション。
【6月日程】「色気・魅力・セクシャリティ開花の個人セッション」
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ゆるくゆるく、やさしく、あまく。
セクシャリティを花開かせて、囚われから自由になる。
カウンセラー/手紙屋 宮本朋世