ブロガーの中のブロガーのブログ -11ページ目




ブログに書きたいと思い続け3ヶ月。
執筆時間2時間。
本日は切なく、悲しい一つの恋物語をお話しいたしましょう。
最初に言っておきますがこの話はノンフィクションです。
私の話ではないですが、わかりやすいように筆者目線でお届けいたします。
それではお聞きください。
  
  

クサシエーションラブ
最後の20行、さほど覆らない。あなたは必ず1度しか読まない。
  
  

彼に出会ったのは私の職場だった。
とあるマッサージ店の受付をしている私は、頻繁に来店する彼といつの間にか仲良くなっていた。

連絡先も交換し、毎日連絡を取り合い、いつしかご飯を食べに行ったりする仲になっていた。
  

彼の名はゴトー。

彼は要所要所で名前が違った。
時にはイトーと呼ばれてることもあったし
時にはシノダと呼ばれていることもあった。

でも彼がゴトーと言っているから彼はゴトーなのだ。
私もアドレス帳に”後藤?”とハテナで登録していたが、彼はゴトー以外の何者でもないのだ。
  

ゴトーは37歳。家は市内。仕事は建設業社長。
それ以上知らないし、ゴトーも話さないし、私も聞かない。ミステリアスな彼。

よくカジノに連れて行かれて買った分を山分けしてくれたりもした。
今までしたことのない大人な遊び。

そう、そんな大人な彼に私はいつの間にか惹かれていた。
そして数回目のデートのとき私たちは体を重ねた。
恋仲になるのは運命であり必然だったんだ…そう感じていた。

いや、そう信じていた。
  

彼が何をしている時も私は彼の耳を舐め回すのが好きだった。

「乾いたら臭くなるけんやめろ。」

と本気で嫌がられてても舐めた。ハッキリ物事を言うゴトーが好きだった。
    
  

  彼の寝起きの息が臭いところも(この人もこういう人間らしいところがあるんだなぁ~好きだなぁ~)と思っていた。
なんなら可愛いと思っていた。
それなのに
  
  

「お前息臭いよ?」

「もー!私のそういう人間らしいところが好きなんでしょ~~プンプン!」

息が臭いと鼻をつまみながら言う彼も、それは愛情なんだと思った。

「いや、本当に。臭いけんガムかなんか食えば?」

「ガムは嫌いだピョン」

ありのままの臭いも好きになってもらおうと意地でもガムなんて食べなかった。時にはうさぎになったりもした。
  

ホテル行って寝るときは私の寝顔が不愉快だからと言ってゴトーが背を向けて寝るのは当然のことだったし、もし万が一見えたら不愉快だから私も背を向けて寝ろと言われていた。

  
「感じよる顔がキモイ」

セックスが終わった後苦情がきたこともあった。

  
「お前さ、脇臭いよ」

終いには脇が臭いこともバレた。 
さすがに泣いた。
  
  

そんな幸せな日々は長くは続かない。
突然彼の様子が変わった。

元から1日5通くらいしか返事をしないゴトーだったがここ最近、私が100通メールを送ったら1通返事をくれるようなペースだ。

彼はLINEをしない。既読なのかどうかも確認できない。そんな不安から私はメールを送り続けていた。

  
「ゴトーイトーシノダー
げんき?来週月曜あおーよーあいたいよーお願い♡」

  
「ねーねー今めっちゃごとおにあいたい気分。もーやっぱごとお好きやーん。はーやっぱすきやね。はーいやだーすきやね。おやすみ」

  
「ごとー*(^o^)/*ごとー*(^o^)/*ごとーo(^▽^)oごとー(⌒▽⌒)あー愛おしいo(^▽^)oあー愛おしいごとー木曜会おうよ」

  
「もー寂しい寂しい泣きそうむかつく
でもごとーだいすきおやすみ 涙
あー自分可哀想」

  
「ごとー明日あえる?」

  
「今日仕事終わったら連絡して!」

  
「あーごとーごとー
ごと~くんにあいたいなぁ。
あ~あいたいあいたぁい
あ~~あいたいなぁ」

  
「もーごとーだいすき!
おやすみ!だいすき!!
o(^▽^)oo(^▽^)o♡
明日もだいすきo(^▽^)o
おやすみ!ゴトー」

  
「ねーねー来週の木曜か金曜あおうよ~
お願いお願い!一生のお願い!
頼む!あいたい!後藤にあいたすぎて爆発しそう!」

  
「愛しのゴトーもうお布団入った?」

  
「ねーねー、明日何時に福岡帰ってくると?」

  
「ねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえーーーーーーー!!!
もおーーーーー!!!」

  
「今日何時に着くと?」

  
「ゴトー!!!」

  
「ごとう!!!」
  

「シノダ!!!!」

  
「いまどこ」
  

「いまどこ」
  

「ごとーだいすきo(^▽^)o*(^o^)/*(≧∇≦)」
  

「あー、だいすき、愛おしい*(^o^)/*☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆(≧∇≦)」
  

「あーごとうに会いたすぎて爆発しそう」
  

「ねえねえねえ!うおーーーーい!!」
  
  
  

私は彼を愛し過ぎていて、100通に対して1度の返事でも満足していた。

『了解です』

その返事が『了解です』でも満足していた。

ゴトーと会おうということになった。

会えることが嬉しすぎて待ちきれず、私の家まで車で来てくれてる最中に電話でメールの内容の様な事ばかり言った。

途中で引き返され、そして結局会えなかったこともあった。

そしてとうとう本当にゴトーと会う日になった。
ゴトーもいい加減恐怖を感じたのだろう。

久々にゴトーと会えた私はウキウキだった。
やっぱり大好きだなぁなんて思っていた。
そして疑問を投げかけてみた。

「ねー、なんで最近返事くれないのー?
寂しいよぅ~~」

「いや、ウザイし、キモイ」

即答だった。
ただただウザくてキモがられているだけだった。
すべての人間は物事を深く難しく考えすぎなのだ。

メールがウザくてキモかったから返事をしなかった。
ただそれだけ、非常にシンプルなのだ。

「ひどぉ~~い!でも好きだよ~」

無視されても好きだった。
  

事も終わりゴトーはホテルのベッドですやすや眠っていた。
そして私は初めて彼の携帯をみようと決めた。