私のマッサージを受けてくださる方は、たいてい不調を抱えている方です。


病気の方もいらっしゃいます。ただ殆どの方は病院では不定愁訴と呼ばれる、


病気ではないが、明らかに症状がある方々です。


西洋医学においては対症療法的な治療を施されるのが多いですが、


最近では、医師の方々もホリスティック医療の重要性を感じ始めている。


どんなに力のあるセラピストでも同じ。


必ず行き詰まる所が、一人一人それぞれの個性があることです。


個性には遺伝的な細胞しかり、生活習慣によって作り上げてきた代謝パターンしかり、


現在に至るまでに構築した観念や、価値観。


心理作用に大きく関わってくる想像力の方向性の差。


同じ病気、同じ症状でも、それまでにその個人を形成してきた過程が違うことから


自己治癒力を引き出していく為の引き金点が違うのです。


近年個々の体質・性質に合った治療の必要に気付いた先人方が代替療法を含めた施設を提供し、


各種セミナーやワークショップを開いてくれています。


ホリスティック医療の歴史は古くからありました。


アーユルベーダ、中医学、フィトセラピー…etc


ホリスティック医療の考え方を一番早く取り入れたのは


ターミナルケア、終末期医療がきっかけではなかったかと。


以前勤めていた病院では、20数年前ぐらいからでしたでしょうか、『クオリティーオブライフ』を掲げて


終末期の医療や、看護に大きな変化が起きました。


それ以前は漢方ですら怪訝な表情で取り扱われていたのです。


民間療法なんてもっての外でした。しかし、個別性と「生活の質」を重視し始めて以来、


患者様もご家族も治療の満足度は少し高まった様に思いました。


さて、体質と言ってもその身体を支配しているのは「心」なので、


どんなに良い治療でも外側からのアプローチが効かない場合はしばしば起こります。


逆に、プラシーボ効果で、えっこんなもので治るんですかい目はてなマークと言うこともあるのです。


その要は、依存の無い「信頼」なのだと思うのです。


自分でも解っていなかった身体の質を見定めて治る力を引き起こしてくれる。


そう思えたら迷医ドクロであったとしても自己治癒力がアップするんだなぁこれが。