ブログネタ:10年前、今の自分想像できた? 参加中私はできた派!
本文はここからいま甲子園では選抜大会が開催されています。
北海道代表東海大四高校がベスト8に進出しました。
道産子としてはとても嬉しい限りです。
二戦連続の決勝打の四番の邵 広基(そう かんぎ)選手。
昨年の神宮大会の二回戦、対浦和学院戦ではなんとユニホームを忘れて試合に出場出来ませんでした。
結果試合は敗戦。
その口惜しさをバネに甲子園では四番の仕事をしてくれました。
そして見事なピッチングの大沢 志意也(おおさわ しいや)選手。
札幌から直線で約1,200キロ離れた 人口約3,300人の道北・天塩(てしお)という小さな街の出身。
身長174センチ69キロと投手としては小柄な身体からスライダーやチェンジアップそして時折なげるスローカーブ・・・
「江夏の21球」の著者・山際淳司さんの「スローカーブを、もう一球」に登場する高崎高校の川端俊介投手に重なってしまいます。
奇しくも川端選手も173センチ67キロと体型もそっくり。
高崎高校といえば卒業生に福田赳夫、中曽根康弘という二人の首相を輩出した進学校。
昨日対戦した松山東も県下では有数の進学校です。
そういえば今日対戦するのは群馬県代表の高崎健康福祉大高崎ではありませんか!
なにか山際さんの本の内容と因縁めいたものを感じます。
その大沢投手帽子のツバには『田舎魂』と書かれています。
心が乱れそうになるとそれを見て気持ちを奮い立たせたそうです。
十年前、いまの自分はある程度予想出来ましたが、高校生の頃には全く想像出来ませんでした。
ふと私も親許を離れて一人暮らしを始めた時の事を思い出しました。
初めての都会では見る物全てが珍しくてとても楽しかったのですが、やがて一ヶ月が過ぎる頃には、知り合いもあまりいないこの街で生きていけるのかとても不安にかられました。
ましてや15から親許を離れて札幌の高校に入学した大沢選手。
今日も帽子の「田舎魂」の文字を見てスローカーブを決めてくれるでしょう。

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