まずはじめに、私と同じくこの映画を観た方々からペタ足跡して頂きました。

ありがとうございます。

皆さんのブログ拝見しました。

この映画のことをブログに書いてよかった。

とても嬉しかったです。





昨日の続き…。

他の映画館では、いろんなグッズが販売されていたようですが、釧路ではパンフのみでした。

このパンフは、読みごたえありますよ!!

なかを写したいのですが、著作権とかありそうなので表紙でお許し下さい。


BEAT CHILD ベイビー大丈夫かっ?


熊本県南阿蘇に約7万人を集めて開催されたロックフェス。

雷鳴が轟・豪雨が降りしきり、あたりを濁流となり会場を飲み込んでいく…。

そんななか、客席に向かって


「みんな 大丈夫ぅ~」


と叫ぶアーチストがいた。


白井貴子さんだ!!


この豪雨で、スピーカーとギターが飛んでしまい、中断してしまった。

「みんな大丈夫ぅ~」は、自分自身へ問いかけだったのかもしれない。

しかし、白井さんはジャケットを脱ぎ捨て、ステージ袖にあったバケツに貯まった雨水を、まるで修行僧の荒行のごとく頭から被ってみせた。

正直、白井さんのイメージからは想像できない行動だった。


そして、もう絶対にliveを観ることが出来ない、尾崎豊さんの登場だ。

ギター1本で「シェリー」を唱った。

彼の肩越しから、客席が写し出される。

豪雨で客席を見ることが出来ない。

彼の歌とともに「ザー」という豪雨の音も聞こえてくる。

だけど14万の瞳は彼を見つめていた。

まるで自分の命を削るように唄う尾崎豊を。

ふとジャニス・ジョプリンの事を思い出してしまった。

こういう歌い方をする人は、ほぼ短命だ。

魂と引き換えに、ロックの神様から歌声を手に入れたとでもいうのか…。


そして、時にロックの神様は気まぐれだ。

佐野元春さんが登場した時には、ほぼ雨はあがっていた。

感電するかもしれないのに、裸足で唄うアーチスト…。

ステージに覆われたシート上を、スライディングしてみせるアーチスト…。


オーディエンスへのそれぞれの熱い思いを表現してみせた。

一流と呼ばれる人は、どんな場所でも環境でも手を抜かない。

私の住んでいる田舎に、ある咄家さんがやって来た。

なんと、36人抜きで真打に昇進した人だ。

こんな、田舎だから「適当にお茶を濁して帰るんだろうな」なんて想いながら観に行った。

ところが一流と呼ばれる人は違う。

枕から全開だ。

客席のあちこちに眼を向けて、お客さん全員を笑わせてやろうとするのです。

また、客層をみて途中に下ネタを放り込んでくる。

最後は、緞帳が完全に降りるまで頭(こうべ)を垂れていました。


佐野さんは、その熱い想いを佐野さんのスタンスで表現してみせてくれた。

SOMEDAY いつの日か 。


映画のなかのメガネの少女は、いまは母親になり、子育てに奮闘中かもしれない。

雨のなか凍えながら、カレーライスを食べていた少年は、少し出てきたお腹を気にしながら、仕事に精を出しているかもしれない。


ベイビー 大丈夫かっ?


あの日、あの場所にいたBEAT CHILDたちは、心のなかで囁きながら日々の生活を送っているのかもしれない。


ベイビー 大丈夫かっ… かお2



長々書いてしまい、大変失礼しました。

追記 : RED WARRIAORSのベース・小川さんは現在・北海道釧路管内標茶町在住です。

以前、小川さんのことをブログに書かせて頂きました。


http://ameblo.jp/doublefantasy1/entry-11452800708.html



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