さくさく読書日記-タワーリングインフェルノ

先週、NHK BSハイビジョンは、スティーブ・マックイーン特集でした。
西部劇はイマイチ興味がないけれど、この映画は子供の頃に見て、
一番強烈な印象が残ってるパニック映画。久しぶりに見たくて、録画しました。


地上135階、サンフランシスコに聳え立つ超高層ビル、「グラスタワー」の落成式の日。
電気系統の規格外製品を使用したために81階の備品室で起こったボヤはやがて、
巨大な炎となり、徐々に深刻の度を増す。
最上階では落成記念パーティーが催されていて、事態を重く見た設計者のロバーツは、
施主のダンカンに、招待客300名をすぐに避難させるように進言するが、
ダンカンは耳を貸そうとしない。
だが、火の勢いはさらに増し、最上階のパーティー会場に迫っていた。
事態を重く見た消防隊のオハラハン隊長は、決死の救出作戦に出る・・・。


子供の頃、この映画を見て、当時静岡には高層ビルはなかったので、あまりリアルではなかったんですが、

それでも怖くて、かなり強烈なイメージを持った記憶があります。
その頃は、主演の二人がどんなにすごい俳優さんかだなんてまったく知らず・・・。
でも、今見てみると、クレジットタイトルの主演二人の名前の出し方など、
けっこう気になったり。当時はこれ、すごく話題になったそうです。


物語の内容はあまりにも有名だと思われますが、建築時、電気系統のコストを削減しようと、
規格外の製品を使ったことで火災が発生し、最初はボヤ程度の火災だったのに、
瞬く間にビル全体に火が広がっていく・・・そして、火災発生のその日、
最上階では落成記念パーティーが催され、招待客がたくさんいる・・・まさにパニック映画の
要素盛りだくさんな感じで・・・今見ても、特撮技術に違和感なく(今ならCGでもっとすごい火事に
なるのかもしれないけど。)、じゅうぶん恐怖を感じる映画となってます。
子供の頃見て印象的だったのは、こんな大きな火事なのに、パーティーに参加してる人たちは、
うすっぺらいドレス一枚で避難するの大変だろうなー・・・とか、火事なのにエレベーターを使って避難しちゃっていいのかなー・・・なんてことだったのですが、大人になった今、消防隊の人たちの決死の救出策とか、マックイーン演じる消防隊長のカッコよさなんかに注目しちゃいました。
この映画、冒頭に「消防士に捧げる」的なメッセージが出ます。
確かに、消防士さんたちの決死の消火活動がかなりクローズアップされていたかもしれません。
子供の頃は気付かなかった・・・。


印象的なのは、救出活動でも活躍し、命が助かったポール・ニューマン演じる建築士に、
マックイーン演じる消防隊長が言い残した言葉・・・。
「死者は200名以下でおさまった。これから先、こういうビルの火災で1万人が死ぬようになるだろう。
オレは遺体を運び続けるさ。」
というようなセリフ。
こんなセリフを言い残して颯爽と去るマックイーンがステキなこと!!
決してイケメンではないのに、いい感じの「男臭さ」があって、子供の頃は、どう見てもイケメンな、
ポール・ニューマン、ステキ!!って思ってましたが、今回は圧倒的にマックイーンがカッコよかった!!

というわけで、やっぱりちょっと子供の頃とは違う視線で見れた映画でしたが、
パニック映画が実はニガテな私は、もう何回も見ている映画だけに、誰が死ぬのかなんてのも
うっすら覚えてたりして、それはそれで落ち着いて見れました。

こういう映画って、死んで欲しくない人が急に死んでしまったりすることが多いから、

なんかずっとドキドキしちゃうんですよね・・・。


40年近くも前の映画ですが、色あせることなく、今でもじゅうぶん楽しめる大作です。

それにしても、スティーブ・マックイーンたらステキです。

すっかりファンになってしまった単純な私です・・・。




さくさく読書日記-マリアビートル

伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」、読み終わりました!!
個人的に、伊坂作品はちょっぴりニガテな部分がありますが、
これはわりと好きな作品となりました。

「グラスホッパー」から繋がる殺し屋達のお話です。


東京駅で東北新幹線「はやて」に乗り込み、車内からトランクを奪い、
上野駅で降りるという依頼を受けた運の悪い殺し屋、「七尾」。
それはほんの10分程度で終わる、簡単な仕事のはずだった。
だが、同じ新幹線には同じ依頼人から別の依頼を受けた業界の人間が
乗り込んでいた。
それはどうやら「檸檬」と「蜜柑」という、業界では有名な腕利きの殺し屋らしい・・・。
七尾は、アクシデントで上野で降車することができず、さらに次の大宮でも降車できず、
結局終点の盛岡まで行ってしまう・・・。
また、幼い息子に瀕死の重傷を負わせた狡猾な中学生「王子」に復讐するため、
同じ新幹線に元殺し屋の「木村」も乗り合わせる。
同じ業界の人間がそれぞれの思惑で偶然同じ列車に乗り合わせ、
それらが複雑に交錯し、トランクもいろんな人の手に渡り、人も少しずつ死んでゆく・・・。



東北新幹線「はやて」の中で起きる殺し屋達の物語。
これ、面白かったです。でも、こんな物騒な新幹線、絶対乗りたくない!!!
伊坂作品、実は感想をUPしていないけど、けっこう読んでいて、
なんで感想UPしてないかというと、感想がうまく書けないから・・・。
やっぱりニガテなんです、基本的には。
でも、これは「ゴールデンスランバー」に続く好きな作品になりました。
借りて読んではみるものの、「どうせニガテだから」というところから入って、
最初はまったく期待せずに読んでたので、ちょっと時間はかかりましたが、
意外と面白く読むことができました。



いろんな殺し屋さんたちが同じ新幹線に乗っていて、それぞれのことが交互に書かれてますが、
どの人も個性的で実はいい人ばかり。
職業的な面ではちょっと恐ろしいですが、みんなそれぞれとてもステキな人ばかりです。
一人だけ、イヤーな人が登場します。これがクセモノ。それが、中学生の王子です。
見た目は純真無垢で誰から見ても優等生。
でも実は、殺し屋の方々なんかよりも腹黒くて冷酷で非情なヤツ・・・。
こういう人、私の周りにもいます。一見、清楚でいい人な感じだけど、実は腹黒い・・・みたいな。

けっこうその見た目に騙されちゃうんですよねー・・・だから、王子の章を読むたびに、
うんうん、わかるわかる・・・ってうなづいてしまいました。
残念なのが、王子の最後が書かれていなかったこと。
これはちょっと知りたかったなー。



伊坂作品久しぶりに面白かったです。
「グラスホッパー」で登場した鈴木さんも登場したり、なにかとグラスホッパーネタも
登場してたので、もう一度読み直してみると面白いかもしれません。
人がたくさん死ぬのに、重くなく、読後感は「爽快」とさえ思ってしまいました。



ちなみに、タイトルの「マリアビートル」というのは、また、伊坂作品なだけに、
ビートルズが絡んでるのかな?って思ったところ、てんとう虫の羽の七つの点は、
マリアさまの7つの悲しみを背負っているという言い伝え(?)が由来してるそう。
へぇ~・・・って思ってしまいました。
アル中の薀蓄とか、けっこうへぇ~・・・と思うことも多々出てきて、ちょっとしたトリビアも
楽しめました。

平松洋子さんの著書に登場する味を求めて、銀座と赤坂を散策してきました。
まずは、銀座のマガジンハウス近くにある、「チョウシ屋 」。
あげたてのコロッケやメンチカツをその場でサンドイッチにしてくれるそうで。
元々お肉屋さんだったと思われる店先で、優しそうなおばちゃんが注文を受けてくれます。
コロッケサンドとメンチカツサンドをオーダー。
コッペパンにあげたてを挟んで、特製ソースとマスタードで味付け。
手早く包装紙でくるんで出来上がり。
お土産用とその場で食べる用を購入したので、近くの公園で早速いただきました。
…が、肝心の写真忘れました。
サクッとしたあげたての味は格別でした!!
こういうお店、近くにあったら頻繁に通ってしまいそう。


歌舞伎座近辺の路地裏には、魅惑的なお店がたくさんありました。
普段あまり行かないので、ウロウロして、いろんな発見ができて楽しかったです。


そして赤坂へ。
まずは、「しろたえ 」のチーズケーキを購入。


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相変わらずおいしい。
私、ここのケーキはデパートの催事で購入して知ったので、お店に行くのは初めて。

赤坂は土地勘がないからちょっと迷いました。迷いようがない場所なんだけど…。


しろたえに行くまでにもいろいろ寄り道しちゃったので、時刻は5時過ぎ。
ちょっと小腹が空いてきて、これまた平松さんのエッセイに載っていた「赤坂麺通団 」へ。

セルフのさぬきうどんが食べれるお店。
私が気に入ったのは、安いのは勿論、ネギが入れ放題ということ。
天ぷらやいなり寿司などのサイドメニューも豊富。
小さいサイズの明太しょうゆうどんをネギてんこ盛りでいただきました。
おいしかったです。


そして最後に、和菓子の「塩野 」へ。
四季折々の美しい和菓子が有名なお店。

どのお菓子も美しく、とても迷ってしまいました。


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紅葉のお菓子。



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柿のお菓子。

どちらも上品な甘さでおいしかったです。

見た目も本当に美しい。


平松さんを巡る散策、しばらくハマる予感です。
次は神保町方面を巡りたいです。