さくさく読書日記-ソロモンの偽証

宮部みゆきさん最新作。
構想15年、連載9年という超大作!!
かつ、久しぶりの長編現代ミステリーということで、
刊行が楽しみだった本。
貸本屋さんで一番乗りでしたー!!



クリスマスの朝、雪の校庭で見つかった中学二年生の生徒の死体。

事件は、「自殺」として処理された。

しかし、死亡した生徒の同級生達の間では、彼は殺されたという噂が広まる。

そして、彼は殺されたという怪文書も流れた。

マスコミも動き出し、騒然となる学校。

さらに、怪文書に関係のあると思われる生徒の死。

「殺した」と噂された生徒達に起こる不幸な事件。

ついには、担任も校長も学校を辞めざるを得ない状態となり・・・。



この本、3巻のうちの1巻。実に700ページもある本でした。

分厚さに圧倒されつつ、面白くてどんどん読み進めてしまいました。

登場人物はとても多く、本来なら私のニガテな小説であるのですが、

そこはさすが宮部さん。

人物描写がわかりやすく、印象強いので、誰が誰なのかわからなくなることがないです。

これってすごいことだと思います。

宮部作品を読むたびに感心させられます。

そして、中学生や高校生を書かせたら右に出るものなし・・・ってくらい、うまいです。


人の「悪意」って怖い。特に、未熟な中学生の「悪意」は本当に怖い。

奇しくも、大津の事件があったあとのこの読書は、ちょっと考えてしまうものがありました。

時代背景は1990年くらいのバブルの頃。

なので、インターネットやケータイなどはまだ登場する前のことです。

自分が中学・高校だった時期に案外近いので、当時のことを思い出しながら読んでしまいました。


うまくあらすじも感想も書けないけど、とにかく、なんだかガツンとした印象を持ちました。

頭から離れない感じ。

残り2冊の刊行がとても待ち遠しいです。