さくさく読書日記-転校生

ちょっと前に、NHK BSで放送した、大林宣彦監督の「転校生」。

尾道三部作としても有名ですね。

私、この映画を小学生の頃に観て、舞台の尾道の風景の美しさに感動しました。

うまく言葉にはできない、特別な思いがこの映画にはあります。

この映画を観てから、ずーっと尾道に行ってみたい、さらに、

その後、「時をかける少女」を観て行きたい気持ちは増しているにもかかわらず、

30年経った今も実現してないわけで・・・。




斉藤一夫は中学3年生。明るくクラスの人気者で、8ミリが好きな普通の男の子。

ある日、一夫のクラスに斉藤一美という少女が転校してくる。

名前が一文字違いの二人は実は幼馴染だった。

再会を喜ぶ一美だが、子供の頃の自分の恥部を知られている一夫にとっては大迷惑。

その日の帰り道、神社の階段の上で、一夫はつきまとう一美めがけてコーラの缶を蹴飛ばした。

驚いた一美は階段から落ちそうになり、一夫は慌てて助けようと抱きつくが、

二人はそのまま転げ落ちてしまう。

しばらくたって意識を取り戻した二人はそれぞれの家に帰るのだが、体が入れ替わっていることに気付き、

愕然とする・・・。



いやぁ、やっぱり、いいですこの映画。

何がいいかって、やっぱり、尾道や瀬戸内の島の穏やかで美しい風景。

そして、物語もとてもいい!!

主演の二人、小林聡美さんと尾美としのりさんの演技もすばらしい!!

まだ10代の少年少女の二人が、それぞれ男女入れ替わるという演技は、

微妙なお年頃だし、抵抗もあったでしょうに、違和感なく演じているところが

今見るとすごい!!って思いました。

この映画を初めて見たのは小学生のときで。

それまでこんなに心に残る映画って見たことなかったので、いまだにそのときの感動が

あります。


映画に感動して、原作も読んだなぁ・・・山中恒さんの「おれがあいつであいつがおれで」。

そして、映画の中で効果的に使われる、シューマンの「トロイメライ」もいまだに聞くたびに、

この映画の瀬戸内海のシーンが思い起こされます。

やはり、何年経ってもこの映画はとてもいい!!

永久保存版にすべく、録画もばっちりしておきました。

のちに長野を舞台にしたリメイク版も作られたそうですが、あまりにも尾道版の印象が強いため、

そちらは見る気になれません。

恐らく、この映画に対する甘酸っぱい思いは一生続くんだろうなー。

これからも、トロイメライを聞くたびに、この映画のワンシーンを思い出すのだと思います。


尾道、絶対近々行かねば!!!