さくさく読書日記-しあわせのパン

原田知世さん&大泉洋さん主演で映画化された「しあわせのパン」の

原作。

監督さんが書き下ろしたと出てたので、実はあまり期待せずに読んだのですが・・・。

思いがけずよかったです。



東京から北海道・月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上で「マーニ」というカフェを

始めた水縞くんとりえさん。

水縞くんがパンを焼き、りえさんがそれにあうコーヒーを淹れ、料理を作る。

そこには毎日、いろいろなお客がやってくる。

北海道から出られない青年、沖縄旅行をすっぽかされた傷心のOL、

思い出の地にふたたびやってきたワケあり風な老夫婦などなど・・・。

美しい月浦の四季とともに、店を訪れた彼らの心の中の「しあわせ」を

描く・・・。



映画観たくなりましたー・・・というか、最初は映画が気になって、観にいこうと思ってたところに、

貸本屋さんで見つけた原作本・・・。

読み始めると、止まらなくなり、ほぼ一気読みしてしまいました。

映画の監督をした方が書き下ろしされたそうです。

映画を観て、この本を読むと、それぞれの登場人物についてより深く知ることができるそう・・・。

私の場合、逆になってしまいましたが、映画はそのうち絶対観ます!!

やはり、美しい風景は映像で堪能しないと・・・。


この本は、水縞くんが作るパンはもちろんですが、りえさんが作るお料理もとてもシンプルで

美味しそう。

ワケありな老夫婦のために作ったポトフは特に惹かれました。

これまた映像で見たら、マネして作ってみたくなると思います。


水縞くんとりえさんは、夫婦の設定だと思ってたのですが、実はそうではなく・・・、

これまたワケありなんだろうけど、そのへんの事情がオブラートくるみすぎて書かれてるので、

イマイチわかりませんでした。



とはいえ、全体的にポワンとあったかくなるようなお話ばかりなので、

読後感はゆったりした気分になれます。

巻末には、りえさんが昔から好きだという絵本もついていて、これまたよかったです。


こういうお話は本当にいいな・・・湖に映る月の美しさを想像しただけで、

なんだかほっこりしてしまいました。