さくさく読書日記-再会の食卓

何かの映画を見に行ったときに予告で見て
ずっと気になってた映画。
DVDで鑑賞しました。


上海で暮らすユィアーの元にある日、一通の手紙が届く。

そこには、かつて生き別れた夫・イェンションが40数年ぶりに

台湾から帰国すると記されていた。

しかし、ユィアーには既に新しい家族がいた。

夫・シャンミン、イェンションとの息子である長男・ジュングオ、

シャンミンとの間に出来た二人の娘、さらに娘婿、孫・・・。

慎ましくも穏やかに暮らしていた家族にとってイェンションからの手紙は、

驚き以外の何者でもなかったが、心優しいシャンミンの計らいで、

イェンションをもてなすことに・・・。



全体的にいい映画だったのですが、主人公・ユィアーの二人の夫に対する対応が

イマイチ共感できなかったです。

中国と台湾の複雑な歴史。私は日本史はおろか、世界史なんてもっとニガテなんで、

このへんの事情はさくっとしか知らないのですが、生き別れになった家族が何年も会えなかったり、

国民党軍の兵士の家族はその後辛い思いをしたり・・・という過去があるそうで・・・。

この映画は、国民党軍の兵士だった夫と生き別れになり、その後、他の男性と結婚した

女性が主人公です。

元夫から突然再会したいと手紙をもらい、家族全員がそれに翻弄されます。

今の夫は、文化大革命の時に絶望のあまり自殺を考えてた主人公を救い、

国民党軍兵士の元妻を娶ったことで、出世も諦め、貧しい暮らしを強いられて生きてきています。

それでも、家族を愛し、妻を愛し、とても優しい夫で、元夫の来訪も快く受け入れ、

精一杯のもてなしをする姿がとても切なかったです。

でも、妻は元夫に「一からやり直そう」と言われ、心が揺れます。

この、心が揺れるところが一番共感できなかった!!元夫も元夫です。

普通、元妻の再婚後の家に寝泊りして、口説くというところがなんとも図々しい!!

今の夫にそのことを打ち明けると、「ユィアーのしたいようにすればいい。もうわしと苦労することはない」と、

静かに答えてしまう・・・なんて懐が深いんだ!!!

いや、でも、これは今の夫のプライドの高さゆえの発言???と、いろいろ考えてしまったり。

そんなわけで、どうしても今の夫に同情的な視線で最後まで見てしまいました。


唯一、いいなって思ったのは、テーブルを彩る家庭料理の数々。レストランでのおいしそうな料理の数々。

特に、ストレスで倒れた今の夫に、元夫が作る極上のスープは本当に美味しそうでした。



しかし、それにしてもなんだか切ない後味の残る映画でした。

期待値高すぎたかも・・・。