三浦しをんさんの最新作・・・貸本屋さんで借りました。
舞台は、東京の住宅街にある、築ウン十年の小暮荘。
元彼と今の彼が部屋にやって来て、一緒に生活をすることになる、
花屋に勤める女性、老年になって突然セックスがしたいという欲求に襲われた大家さん、
駅のホームにある突起が気になるトリマー、夫の浮気が気になる花屋の奥さん、
のぞき穴から女子大生をのぞく会社員の男・・・住人やその関係者の日常を描く、
連作短編集。
「光」を読み終えたばかりのこの作品。本当に同じ作家さんが書いた本???って感じでした。
でも、決してカラっと明るい内容ではないです。
タイトルから連想するものは、ほんわか、なごむ内容かなーなんて勝手に想像してたので、
その想像との落差がちょっと激しかったです。
全てのお話に通じるテーマは「性」。
うーん、三浦さんらしいといえば三浦さんらしいのだろうか?
個人個人の「性」というものは、正面から扱うのはとても難しいものだと私は思うのですが、
そこはさすがの三浦さん、バシッと正面から捕らえて、その滑稽さを小気味いいくらいに描いています。
なんか、内容によっては、後味が悪かったりするものだろうに、カラッとしてるところが三浦さんぽくていいです。
けっこう感想が書きにくい本ではありますが、こういうお話も三浦さんだからこそ・・・といったところでしょうか?
ありえないことと、リアルなことがくっきりしていて、それもまた読む側には楽しめます。
バランスがいいんでしょうね。
ますます三浦さんの本が好きになりました。
私の知り合いで、「シモネタ」系は生理的に受け入れられないという、とても潔癖な、
40間近の男性がいますが、その人にもオススメできる本だなーと、思いながら読んでしまいました。
