さくさく読書日記-あかね空


公開当時、ちょっと見たかった映画。

今日、NHK BSで放送したので、迷わず見ちゃいました。


江戸の深川蛤町。

職人が多く住む長屋に、京都で豆腐作りの修行をした永吉が店を出すために

やってくる。

近所の桶屋の娘・おふみと出会い、お互いに惹かれあうものを感じた二人は、

京の豆腐を江戸で売り出すため、力を合わせる。

だが、腰のある木綿豆腐に慣れた江戸の人々に、京のやわらかい豆腐は

受けが悪かった。落ち込む永吉をなぐさめるおふみ。

そして、地元の老舗の豆腐店、相州屋の静兵衛夫婦は、幼い頃に行方不明になった自分の

息子を永吉と重ね合わせ、陰で見守る。

18年後、浅間山の噴火による飢饉や大火に襲われ、江戸の人々は、不安を抱いて暮らしていた。

永吉の店「京や」は、そんな中、相州屋があった場所で店を営み、おふみとの間に3人の子供に恵まれていた。

だが、長男の栄太郎は、博打で身を持ち崩し、夫婦の悩みの種になっていた。

ある日、豆腐屋への鬱憤をためた栄太郎は、永吉と喧嘩をして勘当されてしまう。

そんなとき、永平寺に呼ばれた永吉は、思いがけず、相州屋からの伝言を聞かされる。

それは、土地の権利書を永吉に譲渡する・・・というものだった。

「うちの子らに店を残したれる」と、喜び勇んで駆け出した永吉のもとに、侍の乗った早馬が

駆け出してきた・・・。


じーんとした後味の残る、とてもいい映画でした。

原作は山本一力さん。時代小説ニガテなので、読んだことはないですが・・・。

でも、この映画見て、チャレンジしたくなりました。

主人公・永吉には、内野聖陽さん。

なんと二役なんです。

まったく正反対のタイプを一人二役。どちらも味のある演技で、やられました。

おふみ役には、中谷美紀さん。粋な江戸の下町の女性を好演しています。

キャスティングがとてもよかった!!

そして、当時の永代橋の大きなこと!!

あんな立派な橋だったんだーと、びっくりしました。

物語の背景は、20年近くの物語を描いていて、けっこう見ごたえあります。

そして、お豆腐がおいしそうで・・・冷奴食べたくなりました。

堅実な商売で、コツコツと店を大きくしていった永吉。

跡継ぎの息子は博打で身を持ち崩し、とうとう勘当されてしまいます。

でも、わが子を本当は愛している永吉。

そんな様子が切々と描かれています。

その永吉を支える、おふみ。中谷さんが江戸っ子的な、歯切れのいいセリフ回しで、

好演しています。時代劇でも美しい。

いい映画を観て、まだじーんが残っています。

途中、とても悲しい出来事もありますが、ラストがいい終わり方で、

後味とてもよいです。

観てよかった!!


早速、原作を読んでみます。