行ってきました、話題の「悪人」。
原作を読んでとても面白かったので、映画も観たかったんです。
深津絵里さんの受賞で話題独占ですよね。
日曜日の夜の映画館もとても混んでました。
保険外交員の石橋佳乃が殺された。
犯人は、最初、彼女を車に乗せて峠に置き去りにしたという大学生が疑われるが、
捜査が進むうちに、土木作業員の清水祐一が真犯人として浮上する。
警察の捜査が自分に及んでいると知った祐一は、出会い系サイトで知り合った光代を連れ、
警察の目を逃れるように転々とする。
次第に二人は強く惹かれ合うようになるが・・・。
妻夫木さんて、なーんかそんなに好きではないし、特にお芝居うまいとも思ったことなかったんですが、
この役、普段の妻夫木さんのイメージと正反対なのに、とてもハマってました。
目の奥の寂しさのようなものや、表情など、イメージを覆してしまうお芝居をしていてびっくり。
深津さんの受賞で話題になってるけど、確かに、濃厚なベッドシーンなど、体当たりの演技が
すごかったけど、でもでも、妻夫木さんもすごかったです。
原作を読み終わって、映画化するってネットで知って、キャストを見たとき、
「えー、妻夫木さんじゃないでしょー」って思いましたが、本当にすばらしかったです。
あと、印象深いのは、殺された保険外交員を演じた満島ひかりさん。
ムダなプライドをムダにアピールしてイラッとさせるイヤな女を
迫真の演技で演じてました。
うまいな、この人・・・。
同じようなイヤな女の役を演じた、「プライド」でもうまかったので、
なんか、安心感のようなものを抱いて見ちゃいました。
イヤミなおぼっちゃんの大学生役の岡田将生さんもいい感じでした。
他にも、柄本明さん、樹木希林さん、さらには松尾スズキさんなど、
脇を固める人々が演技派な人たちばかりなので、見ごたえじゅうぶんです。
脚本は、原作者の吉田修一さんも参加してたそうです。
原作は一人一人の背景や人となりが事細かに描かれていますが、
吉田さんは脚本を書くにあたり、余分なものはバシバシ削ったそうです。
それでも、俳優陣の演技がうまいのか、その人の人となりなど、
何もなくてもわかってしまいます。
映画を観て、もう一度原作が読みたくなり、改めて読んでしまってます。
期待以上に面白い映画でした。
重くて切ない話ですが、後味は悪くないです。
