さくさく読書日記-果つる底なき

NHKで「鉄の骨」という社会派ドラマをやっていて、
何気なく見始めたら面白そうだったので毎週見てしまっていました。
このお話の原作者が池井戸潤さん。
「空飛ぶタイヤ」もWOWOWのドラマが面白かったので、原作を読んでみたいと
思いつつ・・・しかし、なぜか手に取ったのはこの本でした。


「これは貸しだからな。」・・・謎の言葉を残して、
債権回収担当の坂本が死んだ。
死因はアナフィラキシー・ショック。蜂に刺されたことによる、
ショック死だった。
融資担当で坂本と友人だった伊木は、坂本の仕事を引き継ぎ、
いろいろ調べていくうちに、あることに気付く・・・。


池井戸潤さんは元銀行員だそうです。
道理で、銀行内部の仕事っぷりなど、かなりリアルな描写が多いのもうなづけます。
専門用語も多く、私にはちょっとわからないので流し読みしてしまった箇所もありますが、
同業者が読めば、また一味違った面白さを味わえると思います。
舞台となる銀行が、渋谷なので、地理的にもよくわかり、ゆえによりリアルに
物語にのめりこんでしまいました。
次々と起きる殺人事件・・・そして、思いもよらぬ犯人・・・。
登場人物がけっこう多いので、名前が覚えられず、最後に犯人が出てくる場面では、
一瞬「あれ?この人、誰だっけ?」と・・・。
登場人物それぞれ、怪しく描かれているので、ちょっと混乱しちゃうかもしれません。


銀行内部の闇が鋭く描かれているので、同業者は本当に面白く読めると思いますが、
普通のミステリーとしてもじゅうぶん面白いので、さくさく読めてしまうこと請け合いだと思います。

「空飛ぶタイヤ」も読んでみます!!