さくさく読書日記-神去なあなあ日常

貸本屋さんで借りた本。
密かに「ややジブラー」の私。
宮崎駿さんのコメントを見て借りてしまいました。
三浦しをんさん、名前は知ってたけど、作品を読むのは初めてです。


高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは、三重県の山奥にある神去村。
林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
人々の口癖は「なあなあ」で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」など、いろんな意味に使われているが、
語尾にも「な」がつくので、のんびりした感じになる。
神去村には林業従事者が多く、百年単位で作業をしているので、あくせくしてもしょうがないという
空気が満ちている・・・。


面白かったです。
主人公勇気が語り部になってお話は進みます。
なんか、すごく癒された!!
同じ日本とは思えない、美しい自然と、「なあなあ」の精神を持つ人たちが住む、
神去村。普段、都会で、ちょっと外に出ればコンビニもあり、スーパーもあり・・・なんて
便利な環境に住んでると、こういう田舎で住むのは容易なことではないんだろうけど、
”住めば都”というように、きっと慣れればなんてことはないんだろうなー。
都会から来た、今時の青年・勇気を一人前の林業従事者に育てようと厳しくも温かく見守る
村の人々がまたいい!!山の神様を恐れ敬う人々。
その村の人々自体が神様のように感じてしまう。


そして、季節の描写が美しくて、その光景が頭に浮かぶ表現力もすばらしい。
「あぁ、田舎の春ってこういう感じだったよなー」と、懐かしく思い浮かべてしまいました。
ゆったりした気分で、想像した季節の描写に癒され、さらには勇気の成長っぷりも楽しめる。
飽きない本でした。続編、ぜひとも出して欲しいです。
宮崎駿さんも絶賛!!なのがわかります。
ジブリ作品にこういう村が出てきそうですもん。


私もとかくせっかちで、すぐにイラッとしてしまいがちなので、

「なあなあ」の精神をちょっと意識してみようと思います。

本当に、ゆったりと楽しめる本。オススメです!!!