貸本屋さんで何を借りようか迷っていたところ、
お店の方に勧められたこの本。
湊かなえさんは、「告白」が面白かったので、
期待大で読み始めました。
高級住宅街で、妻が夫を殺すという事件が発生。
絵に描いたようなセレブな一家で起こったこの事件を、
向かいの住人や昔からの住人の視点で描く。
・・・お話自体は面白いと思いました。
次どうなるんだろう?って読み進めてしまう。
でも、登場人物がそれぞれ自己中心的すぎて、イヤな気持ちになったり、
まったく感情移入できず、読み終わったときは達成感もあり、
「面白かった」って思えたのですが、あとになって考えると、結局、事件の真相はあいまいだし、
終わり方がちょっと中途半端な気がしてしまいました。
人のイヤな部分をあぶりだすような描き方はさすが湊さん。
起こった事件に対してさまざまな人の思惑をそれぞれの視点で描いているところは、
「告白」と同じ手法。これがまた読み進めさせるんですよねー。
でも、あまりにもそれぞれの人物が自己中心的すぎて、
かなり不快感を伴うのは否めません。
一気に読んでしまいましたが・・・。
私的には「告白」の衝撃が大きかっただけに、ちょっと物足りなく感じてしまいました。
深く考えずに読めばそれなりに楽しめる作品かもしれません。
なんだか、まとまりのない感想ですみません・・・。
