沢村貞子さんのエッセイ2冊目。
昭和41年4月から、沢村さんは、大学ノートを横4段に仕切って、
「献立日記」をつけていたそうです。
女優と主婦を両立している忙しい日々、朝起きてまず考えるのは、
夕飯の献立だったそうですが、これがなかなか難しい・・・。
そこでふと気がついたのが、「献立日記」をつけること。
献立を立てる上で、一番必要なのは”変化”。
でも、ついせりふのことで頭がいっぱいな朝は、
昨日何を食べたかすらまごまごとしてしまう・・・。
でも、「献立日記」をつけておけば、昨日何を食べたのか、
はたまた、去年の今頃は何を食べたのか・・・献立を立てる上での
参考になることは間違いない・・・ということで・・・延べ、30冊以上の
大学ノートに「献立日記」を記すに至ったそうです。
すばらしき主婦の知恵。
そして、だんな様への愛情をすごく感じました。
沢村さんは、主婦のかたわら、女優の仕事もしている・・・という
感じの生活を送っていたそうです。
忙しくて、買い物はさすがに通いのお手伝いさんにお任せしていたそうですが、
調理は必ず沢村さんがしていたそうです。
とにかくだんな様に「尽くす」方だったそうで、だんな様が会社を立ち上げて、
まだ満足な収入がないときには、沢村さんがギャラをまるごとだんな様に
預けていたそうです。
そして、仕事のオファーも、必ずだんな様にお伺いをたて、
OKが出た仕事だけ引き受けていたそうです。
どんなにやりたかった役のオファーがあっても、だんな様がNOといえば、
お断りしてたそう・・・。
今の時代では考えられないほどの尽くしっぷり。
そんな沢村さんが書く「献立日記」は、だんな様への愛情が
そのまま献立になっているような感じ。
どんなに自分が好きなものでも、だんな様が嫌いな食材は、
一切使わなかったそうです。
私なら絶対ムリだな・・・と思いつつ・・・。
「私の台所」と違って、この本のほとんどは、その献立日記を
そのまま載せています。
エッセイはちょっとだけ。そして、「献立日記」に載っている料理の
簡単なレシピもちょこっとだけ載ってます。
この夏、チャレンジしてみたいのが、「梅酢」。
お酢とハチミツで梅を漬けたものなのですが、これが、
サラダのドレッシングや、ちらし寿司や、いろんなお料理に活用できるそうです。
梅干を漬けるのはちょっと難しそうですが、これならば私にもできそうな気が・・・。
梅の出る時期を逃さずに作ることができたあかつきには、報告します。
沢村さんの著書を読んで、ますます「沢村貞子」という人に、いまさらながら
とても惹かれています。
沢村さんを特集した雑誌も出ていたりして、それも早速購入してしまいました。
他の著書も徐々に読んでいきたいと思います。
