さくさく読書日記-扉をたたく人

公開時から見たかった映画です。


コネチカット州で大学教授をしている62歳のウォルターは、
妻を亡くし、仕事に張り合いもなく、心を閉ざして孤独な毎日を送っていた。
ある時、学会のためにニューヨークに出張し、滞在のため、別宅のアパートを
訪れたところ、そこには見知らぬ外国人のカップルが住んでいた。
二人は、ジャンベ奏者のシリア系の男性・タレクと、アクセサリーを作って売る、
セネガル系の女性・ゼイナブといい、詐欺にあってウォルターの家を貸されたのだった。
やむを得ず、共同生活を始めた彼らだったが、陽気なタレクは、ウォルターにジャンベの
演奏法を教え、ストリートセッションに誘った。
初めての体験に充実感を覚えるウォルター。
しかし、タレクは地下鉄無賃乗車を疑われて逮捕され、不法滞在の身を暴かれてしまう。
何とかして彼を釈放させようと奔走するウォルターの前に、タレクの母であるモーナが
現れる・・・。


ラストが切ないけれど、とてもいい映画でした。
ちょっと「グラン・トリノ」っぽいお話でしたが、誰かが死んでしまうとか、
そういうことはないので、こちらの映画のほうがさらりと見ることができます。
奥さんに死なれて、心を閉ざしているおじいちゃん。
ひょんなことから、とあるカップルと同居することになるのですが、
シリア系の男性・タリクがジャンベの練習をしてるのを見て、
興味を持ち、演奏法を教えてもらいます。
心を閉ざして孤独に生きてきたおじいちゃんがどんどん心を開いていく様が、
すごくよく描かれていて、つられてこちらもニヤニヤしちゃいます。
そのうち、上達してきたこともあり、二人でストリートセッションに
出るまでに・・・。
でも、その帰り道、地下鉄の駅で無賃乗車を疑われて、
タレクが逮捕されてしまいます。
そして、不法滞在していたこともバレてしまい・・・。
何に対してもやる気のなかったおじいちゃんが、タレクを救おうと、
奔走します。毎日面会に行ったり、弁護士に会ったり。
もうそれは、タレクと出会う前のおじいちゃんとは別人かと思うくらい
やる気満々なんです。
そんな中、タレクのお母さんが登場します。
これが、またいい感じの女性。おじいちゃんともいい雰囲気になります。
・・・が、ラストはかなり切ない終わり方です。


でも、最後の最後でのおじいちゃんの演奏シーンは感動です。
グラン・トリノは、最後にボロボロ涙が止まりませんでしたが、
こちらの映画はホロ苦いながらもさわやかな後味です。
借りてよかった!!じーんとしつつも、いい感じの後味が残る映画でした。