W先輩にいただいた本です。
この作家さん、知らなかった・・・。
W先輩は未知の作家に果敢にチャレンジしていていつも尊敬です。
舞台は震災後の神戸。
主人公のメイは、医者の夫とともに幸せな毎日を過ごしていた。
だが、「そろそろ時間切れです。心の準備をして下さい。」という、
差出人不明のメールが届いた日から、夫は別人のように変わってしまった。
しかも夫はその後、殺人容疑で逮捕される。
連続する事件と過去とが繋がったとき、驚愕の事実が明かされる・・・。
なんか、一言で言うと不思議な本でした・・・。
途中、ダラダラしてしまってちょっとダレてしまったのですが、
なんとなく先が見え出した後半あたりから、「あぁ、そうだったのかー」という
感じになります。
でも、やっぱり不思議。現実的にちょっとありえないかも・・・と思ったり。
でも、阪神大震災が人々の心に深い傷を残したことはよくわかります。
地震の衝撃そのものにももちろん打ちのめされたのでしょうが、それに加えて、
近しい人が亡くなったり、大きな怪我をしたり・・・。
この物語の主人公・メイも婚約者を亡くしてしまいます。
その苦しみが後年、思わぬ事件と結びつきます。
すっごくくだらないことなんですが、メイの死んだ婚約者の名前が「由起夫」。
字はちょっと違いますが、時の首相の名前と同じで、どうしても婚約者の記述があると、
あの首相の顔が思い浮かんでしまい、ちょっと困りました・・・。
ミステリーとしては面白いのかもしれませんが、阪神大震災の記述が、
読んでてあの光景を思い出してしまい、ちょっとつらかったです。
