さくさく読書日記-子供たちに残す戦争体験

今日は64回目の終戦記念日でした。

私は、小さいころから祖母や祖父に戦争体験談を聞いてきたので、

なんとなく、8月って、特別な思いがあります。

でも、平和な世の中にいると、その貴重な経験談を忘れてしまいがちです。

そして、できることならば戦争の話は見聞きしたくない・・・。

経験はしてないけど、忘れてはいけないことだとは思うんです。

で、なるべくこの季節には戦争に関連した書物を読むようにしています。

この本は、本屋さんで本を物色していて見つけたもの。

パラパラとめくってみると、なんか、怖いことがいっぱい書いてありそう・・・。

さんざん迷って購入しました。


いろんな人々の戦争体験談を、「空襲・疎開」や、「戦闘・死」など、

8つのカテゴリに分けて書かれています。

たくさんの体験談。特に印象に残ったのは、東京大空襲の体験談。

東京大空襲の翌日、千葉に住んでいた筆者は、有楽町にあった職場の

様子を見に、総武線に乗ったのですが、空襲の影響で途中で電車が止まってしまいます。

仕方なく、線路を辿って歩きはじめ、荒川を渡ったところで景色は一変します。

そして、平井駅を過ぎ、亀戸方向に数百メートルきたところで、まるでフラミンゴの群れを思わせるような、

マネキン人形の洪水に筆者は出会います。

一体で仁王立ちのものもあれば、数体で寄り添うように立っているもの、

さらに神仏に祈るかのごとく跪くもの、ひれ伏すもの・・・足許を踏みしめつつ近づくと、

それは、無数の焼死遺体だったそうです。

その光景を想像したら、鳥肌が立っちゃいました。

でも、私の想像を絶するほどの光景だったことは間違いありません。


平和な世の中に生きていると、「死と向き合う」ということって、元気なうちは

そうそうないものです。

でも、私の祖母や祖父の世代は、毎日が生きるか死ぬかの日々だったんですよね。

そんな中で生き抜くって本当にすごいことだよなぁ・・・と改めて思いました。

経験はしてないけど、こういうお話って、忘れてはいけないことだし、

次の世代にも伝えていかなければならないものだと思ってます。

目をつぶり、耳をふさぎたくなるようなことばかりですが、平和なこの世の中で

生きているからこそ、忘れてはいけないことだと思います。