タイトルが気になって読み始めたこの本。
ビートルズの名曲「ゴールデン・スランバー」と同じタイトル・・・ということは、
なにかしら曲なりビートルズが登場するのでは・・・と・・・。
なので、内容は全然知らずに読み始めました。
首相公選制が存在する現代。
仙台市では、地元出身の金田首相の凱旋パレードが盛大に行われていた。
時を同じくして、青柳雅春は数年ぶりに旧友の森田森吾と再会。
森田の様子がおかしいことに気づいた青柳は、森田から恐るべきことを告げられる・・・。
いやいや、これ、不純な動機で読み始めましたが、超ハマりました!!
しょっぱなからいきなり首相が暗殺されちゃうんですが、そこからもう、
どうなる?どうなる???みたいな・・・。
この時点でビートルズはもう忘れちゃうくらい。
最初は伏線をばらまくだけばらまいて、最後に向かってそれが収束されていく爽快感といったら!!
ついつい最初の方は気を抜いて読んでしまいがちですが、途中ではたと伏線に気づき、
最初から読み直してしまいましたよ。
そうすると、「ほー、あのときのこれがこうくるのかー」とか、そういう感じ。けっこうすっきりします。
でもね、見えない巨大な陰謀にたった一人で立ち向かう・・・って、現実には到底ありえないけど、
自分だったらどうするんだろう?ってちらっと思ったり。
「人間の最大の武器は習慣と信頼」って、作中に出てくる言葉がとても心に残りました。
物語自体は、結局、暗殺事件は誰がどういう目的で起こして、
どうして青柳が疑われるのか・・・といった、
ポイント的な部分はなんだかふわっとしていてはっきりせず、疑問が残るところですが・・・。
そして、やっぱりところどころにビートルズも出てきました。
これまたうれしい限り。
本当に、心からニガテだと思っていた伊坂作品にこんなにどっぷりハマるとは
自分でも予想外です。
この物語、映画化されるそうです。
堺正人さんと竹内結子さんで。これも興味津々。
どう映像化されるのか・・・楽しみです。
