「キッチン」の続編です。


秋の終わり、えり子さんが死んだ。

美しい彼女が実は男だということにショックを受けた、

店の客に、ナイフで刺されて・・・。

みかげがその訃報を雄一から聞いたのは、それから1ケ月もあと。

あまりの喪失感に、雄一はみかげにすら連絡ができなかった。

みかげはその頃、料理教室のアシスタントを始めていた。

先生との出張で、伊豆に行くことになるが、それと同時に雄一は、

一人旅に出かけてしまう・・・。


うーん、これまた死が濃厚に漂う、でも、そこで喪失感を経て、

新たな気持ちで生きてゆく・・・みたいなお話でした。

「キッチン」は、みかげが家族を亡くし、その孤独感や喪失感を、

雄一親子で癒されていくお話でしたが、今回は雄一が家族を亡くし、

その孤独感や喪失感をみかげが癒してあげるお話でした。


みかげが雄一にカツ丼を差し入れするシーンがあるのですが、

そのカツ丼が美味しそうで・・・普段あんまりカツ丼食べないんですが、

作りたくなってしまいました。


・・・と、そこに注目するのは邪道かもですが・・・。

これまたとてもいいお話でした。