さくさく読書日記-聖女の救済




ガリレオシリーズ最新刊。


貸本屋さんで早速借りてみました。




IT会社社長の真柴義孝と、その妻綾音は、子供が出来ないことを理由に


離婚が決まっていた。


その離婚を決めた数日後、義孝は自宅で死んでいるのを、綾音が運営する


パッチワーク教室の講師若山宏美に発見される。


死因は毒殺。彼が飲んでたと思われるコーヒーから、猛毒である亜ヒ酸が検出される。


事件を担当することになった草薙刑事は、綾音に心を惹かれてしまう。


一方、内海刑事は綾音の犯行ではないかと疑念を抱き、草薙刑事と意見が対立してしまう。


草薙刑事の気持ちに気づいた内海刑事は、ガリレオこと湯川教授に


再び協力を依頼する・・・。




今回もガリレオこと湯川教授が苦戦しながらも大活躍でした。


夫の死体を発見した自分の部下は夫の愛人・・・子供ができないからと、


さらりと離婚を言い渡される・・・と、妻が夫を殺す動機はありありなのですが、


その前に立ちはだかるのはカンペキなアリバイ・・・。


果たして、その殺害方法のトリックを湯川が見抜けるのか・・・というのが、


今回のポイントになります。


こんなに苦戦するガリレオ先生は初めて?というくらい!!


そんな苦戦を強いられつつ、ガリレオ先生が推理した真相は、


「虚数解」・・・。


限りなくゼロに近いけど、わずかばかり可能性がある・・・みたいなイメージでしょうか・・・。


数学用語らしいです。


そして、いろいろな実証を経て、とうとうガリレオ先生は真実にたどり着いちゃいます。




ドラマを意識したのか、内海刑事が出張先で聞いたiPodが福山雅治の歌だったり、


なんだか、前作とはちょっと違った趣も見受けられましたが、


読み応えもあり、本当に面白かったです。


草薙刑事のホロ苦い淡い恋もあり・・・。


ドラマの配役を思い描いて読むと、よりリアルです。


今回の主役ともいえる美人妻は私の中では、今は亡きZARDの坂井泉さん・・・かな?


けっこう分厚い本ですが、一気に読んでしまいました。


もう一冊、同時刊行でガリレオ先生の本が出てるらしいので、


そちらも読んでみたいと思います。