蒼穹の昴


題名に惹かれてずっと読みたいと思ってたんですが、中国の歴史物ということで、
なかなか手がでなかったんです。
今回、図書館で見つけたので思い切って読んでみることに・・・。
わからなそうだったら途中でやめようと気楽な気持ちで読み始めてみました。


貧しい家に育った李春児は、糞拾いをして生計を立てていが、
糞拾いの生活だけでは家族全員を養えず、自ら浄身して、
宦官となり、西太后の元に出仕する。
一方、春児の兄の義兄弟で、同郷の梁文秀は、光緒12年の科挙を
主席で合格し、光緒帝に仕えることとなる。
清朝内部では、西太后を推す后党と、西太后を除いて、皇帝の親政を実現しようとする
帝党とに分かれて、激しく対立していた。
春児は西太后の寵愛を受けてその側近として仕え、文秀は皇帝を支える
変法派若手官僚の中心人物となる。
敵味方に分かれてしまった二人は滅び行く清朝の中で懸命に生き抜いていく・・・。


・・・面白かった!!この間のレッドクリフもそうですが、中国の歴史物を自分が
こんなに楽しめるとは夢にも思わなかったです。
それくらい、世界史は私にとってニガテなものなんですが・・・。
このお話は、日本でいうと明治時代くらいのお話・・・かな?
実在の日本人政治家(伊藤博文とか山県有朋などなど)も名前が出てきます。
中国といえば、ここ何年か、ものすごい経済成長がなされていましたが、
つい100年くらい前までは、王朝がものすごい権力を握っていたんですね・・・。
私がびっくりしたのは、宦官の「浄身」。
それについて、ちょっと詳しく記された箇所がありましたが、読んでて本当に気持ち悪くなって
しまいました。
あと、「科挙」という官僚の登用試験。もう一人の主人公、文秀がこの科挙を受けるのですが、
その試験内容の厳しさといったら・・・。今の日本のお受験なんてメじゃありません。
なんかね、レッドクリフといい、この蒼穹の昴といい、中国ってやっぱりすごい歴史を持った国なんだ・・・って、
改めて心の底から畏敬の念がわきおこります。
このトシになって、中国の歴史に興味をもつとは本当に夢にも思いませんでした。
こんなことなら、中学・高校でもっと世界史をちゃんとお勉強しておくんだった・・・。
とにかく、壮大な物語でした。続編も出てるらしいので、それも読んでみようと思ってますし、
もうちょっと中国の歴史についてお勉強してから、もう一度この本を読み直してみたいと思います。


以前、プリズンホテルを読んだ感想をブログに書いたときに、「蒼穹の昴も読んでみたいけど、
中国の歴史に疎いから、悩んでいる」と書いたのを同僚Dが見て、
「蒼穹の昴は読みやすいよ」とすすめてくれたことがありました。
たぶん、その同僚Dの言葉がなかったら、この本を読んでなかったと思います。
この場を借りて、同僚D、この本に手を出すきっかけを与えてくれてありがとーーー!!!


私のように、「中国の歴史、わかんないしー。」という方にもぜひぜにオススメです!!