コスメティクス


化粧品って女性とは切っても切れないものですよね。

私は、不精ゆえ、普段メイクはしないのですが、

さすがにトシがトシなので、スキンケアはしています。

でも、きっと同年代の女性と比べたらスキンケアもダメダメなんだと思いますが・・・。

この本は、化粧品業界のPR担当者を描いたもの。

けっこう前の小説らしいです。


北村沙美は、広告代理店勤務の30歳の女性。

会社を辞めて、リフレッシュするために訪れたパリで、

フランスの有名老舗化粧品メーカー「コリーヌ」の

日本支社の広報担当田代と偶然出会い、コリーヌ化粧品の

PRにスカウトされる・・・。


・・・化粧品業界って女性同士のドロドロな人間関係がすごいっていうのは

聞いたことあります。まぁ、女性だけの職場だし、そういうのもありだろうな・・・とは

思ってましたが、この本を読むと、その凄まじい「女たちの闘い」に驚きます。

どこかの化粧品メーカーをモデルにしてるのでしょうか?

とてもリアルでした。

私も、数年前、8ケ月ほど、某外資系高級ジュエリーブランドの本社で、

派遣社員で働いたことがあります。

派遣社員といえども、社内の人間関係のウワサなどはよく耳に入り、

特に、広報がらみの話は「私じゃ絶対ムリ」って思うくらい、ドロドロというか、

他社とのさまざまな情報合戦などがすごかったです。

ちょうど仲良くなった社員の人が、広報に属していましたが、ライバル会社の

新作情報や、イベント情報など、いろんな情報を入手していかに他社とは違うところを

見せるのか・・・なんてことに心を砕き、疲れ果てていたことを思い出しました。

化粧品もそうですし、アパレルも、ジュエリーも、そういう会社の広報担当って、

会社の「顔」とも言える花形部署。でも、そこにもいろんな陰謀めいたものが

多々あるようで・・・。

フランスが本社のこの小説に出てくる「コリーヌ」。なんでもかんでも本国の意向が

絶対ってところは、私がいたジュエリーブランドとまったく同じで・・・外資系ってみんな

そうなんだー・・・なんて感心して読んでしまいました。


うちの従姉も某アパレルメーカーのプレスの仕事に就いてます。

従姉もこういう陰謀めいた他社とのやりとりとかに奮闘しているのかなぁ?

私には絶対ムリだ・・・こんなことしたら、もともとの腹黒さが倍増して、

悪知恵ばかりが発達してしまいそう・・・。


仕事に打ち込むキャリアな女性って、カッコいいとは思うけど、

孤独で痛々しい人が多い気がする・・・沙美も同じ。

仕事にのめりこんでしまって、それしか考えられなくなる・・・。

仕事や会社にしか心のよりどころがなくなってしまう・・・って人を

何人か知ってます。

私は、絶対そうならない自信はあるけど、これからもそうならないように

気を付けよう・・・と思いました。


化粧品業界に興味のある方、面白いと思います。オススメです。