氷の華


本屋さんで見かけて何気なく購入したこの本。

一気に読んでしまいました。

米倉涼子さん主演でドラマ化もされるそうです。


専業主婦の恭子は、夫の子供を身ごもったという

不倫相手を毒殺する。

死体は発見され、ニュースや新聞でも報道されるが、

被害者が妊娠していたという事実は一切報道されない。

殺したのは本当に夫の愛人だったのか、嵌められたのではないか・・・と、

疑心暗鬼になる恭子は、自分が殺めた女の正体を探り始める。

一方、この事件の捜査を担当したベテランの戸田刑事は、

恭子を執拗に追う・・・。


・・・主人公の恭子が夫の愛人を殺害してから、ほどなくあっさりと

逮捕されてしまうので、ずいぶん早い段階で・・・と思ってましたが、

二転三転する事件の行方に一気に読まずにはいられませんでした。

恭子は、専業主婦とはいえ、家政婦さんを雇って、家事は一切せず、

いわゆるセレブな奥様。

プライドが高く、今回の殺人事件も、愛人が妊娠したことによって、

自分の不妊症をなじられたことに腹を立て、衝動的に犯してしまいます。

でも、それは恭子を嵌める罠であり、それには愛する夫が一枚噛んでるっぽい・・・。

誇り高くて、本当に強い女性・・・というイメージですが、

それはタイトルの「氷の華」に現れてます。

プライドを守るためにどこまでも冷酷になれちゃう恭子・・・。


ドラマ、見たいです。結末がどうなるのか・・・。

原作どおりか、はたまた違う結末になるか・・・。

米倉さんが冷酷な恭子をどう演じるのか。

そして、ベテランの戸田刑事に舘ひろしさんというのも、

とても楽しみです。


この本、最初は自費出版で発行されたそうです。

そこから評判になって、文庫本化。

その経緯にちょっとびっくりしました。