再会の街で


最近、気になってた映画が次々にDVD新作でTSUTAYAに並んでます。

今回は、「再会の街で」を借りてみました。

アダム・サンドラーとドン・チードルの共演作。


9.11の同時多発テロで愛する家族を一度に失ってしまったチャーリー。

それ以来、歯科医のキャリアを捨て、自分の殻に閉じこもってしまう。

偶然チャーリーと街で再会する彼の大学時代のルームメイトだったアラン。

アランは、歯科医としてのキャリアも順調、家族にも恵まれ、人もうらやむような

順風満帆の人生を送っている。

学生時代を共にすごした二人だが、今の生活は一見、対極にあるかに見えた。

だが、友情を取り戻すうちに、二人はお互いを必要としていることに気づく・・・。


・・・泣けました。久しぶりに映画見てボロボロ泣いたかも。

テロで愛する家族を一気に失ったチャーリー。悲しみから立ち直れず、

彼は自分の殻の中にこもってしまいます。

家族のことを知る友人や知人との付き合いを避け、両親のいない彼の唯一の家族でもある、

妻の両親までをも遠ざけて、社会からドロップアウトしてしまいます。

耳をヘッドフォンで覆い、過去のロックを聞いて社会の騒音を断絶し、

移動手段も、社会との関わりを拒絶するように、キックボードに似た立ち乗りスクーター。

さらに、部屋では何度もリフォームを繰り返し、プロジェクタに映し出された大画面で

ゲームに没頭し、音楽室にはあらゆる楽器が完備され、CDにあわせてジャムセッションを

楽しみ、自分だけの時間に生きる有様。

そんなチャーリーと偶然再会した大学時代のルームメイトのアラン。

変わり果てたチャーリーをなんとか立ち直らせたいと、奮闘します。


アダム・サンドラーって、コメディ系の俳優さんのイメージだったんですが、

この映画では、深く傷ついた様が表情やたたずまいによく現れていて、

上手な俳優さんだなぁ・・・って感心しちゃいました。

かたくななまでに自分の殻に閉じこもるチャーリーを見守りながらも、

なんとか立ち直らせようとする、ドン・チードル演じるアランもよかった!!

チャーリーをしっかりと受け止め、昔と変わらずに接しつつも、なんとか現実と

向き合わせようと一生懸命になります。

こんな友達を持って、チャーリーったら幸せ!!って思っちゃいました。

9.11同時多発テロを題材にした映画といえば、「ユナイテッド93」や、

「ワールド・トレード・センター」などがありますが、この映画は、事件そのものを描いてはおらず、

遺族のことを描いている、珍しい作品です。

殻に閉じこもったチャーリーが、人々と接することにより、とうとう、今までずっと避けてきた

家族の話をアランに話すシーンは、涙なくしては見れません。

そして、最後の方でのセリフ「家族の写真なんていらない。なぜなら街を歩いていれば、

女性や犬が全部自分の妻や自分の娘や自分の飼い犬に見えてしまうから」・・・は、

心に刺さりまくりで、このへんでは軽く号泣しちゃいました。


重いテーマの映画なんですが、時折ユーモアもまじえていたり、

チャーリーの悲しみに刺されまくりながらも、どーーーんって感じにはならない作品です。

とてもよかった!!

最後の方にちょっとだけ出てくる「24」のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)の

お父上のドナルド・サザーランドが威厳ある裁判官として登場するのも、印象的でした。


あのテロは、ちょうどテレビで見てて、恐怖を感じたと同時に、たくさんの日本人が犠牲になったのも

衝撃的でした。

あれから今年で7年・・・ちょっぴり風化しつつある感があるので、このタイミングで

この映画を見るべきかも・・・と思いました。

オススメな映画です。