先日ちらっとお茶について書いてから、再び習いたい衝動に
駆られてます。
悩みます。家の近所で、先生を探すってのもけっこう大変そうだし。
よーーーく考えてみます。
で、昔から使っているお茶のお稽古必需品をちょっと探し出してみました。
お茶の小物って、かわいい色使いの物が多いんです。
ずっと折りたたんだままだったので、折り目つきすぎて美しくないですが、
上が小袱紗、下が袱紗。
小袱紗は、お茶碗を扱うときに、これに載せてお客様にお出ししたりします。
袱紗は、棗や茶入れを拭いたり、茶杓を拭いたり・・・お手前の必需品です。
これは、上の色違いバージョン。
なんとなく、小袱紗と袱紗の色は合わせるようにしてます。
この間、去年の新卒のNくんが、お茶を習いたいという話をしていて盛り上がったので、
もし習うのなら、これ、クリーニングに出してプレゼントしてもいいかなぁ・・・なんて
思ってたところ・・・。買うとけっこうお高いので・・・。
上のピンクの袋の中に、扇子(これ、何気に鳥獣戯画)、懐紙、
楊枝、そして袱紗セットを入れてお稽古に行きます。
色合いがかわいいものが多いので、デパートの茶道具売り場なんかを見ると、
ついつい衝動買いしそうになっちゃいます。
そんなにいっぱい持っててもあんまり使わないのに・・・。
私がお茶を習い始めたのは、小学校5年生の頃。
うちの祖父は、どうでもいいことに厳しく、当時、正座がきちんとできなかった
私を、意味がわからないんだけど、無理矢理、少林寺拳法の教室に入れたんです。
なんか、少林寺の練習の最後に1分間だけ正座して黙祷する時間があり、
それをやらせたかったらしい・・・。1分の為に・・・。
当然、イヤイヤ習ったので、長続きするわけもなく、緑帯(下から2番目)で辞めました。
で、叔母が若い頃からお茶を習ってて、「それなら、お茶をやればいいじゃない」ってことになり、
お教室へ連れてってもらうことに・・・。
もちろん、私は、「お稽古のたびに美味しいお菓子が出るんだよ」・・・というこれ以上ないくらいの
魅惑的な言葉に惹かれて習い始めたわけですが・・・。
今思うと、とても贅沢な環境でお茶を習ってました。
以前、ブログにも書きましたが、私の故郷、静岡県蒲原町は、その昔、東海道の宿場町として
そこそこ栄えたところ。安藤広重の「蒲原夜の雪」という浮世絵でも有名です。
私が通っていた教室は、その蒲原宿の、お殿様が泊まる宿である『本陣』だったところ。
町の重要文化財に指定されてるので、内装こそちょっといじってるものの、
外観も庭も、ほぼそのままに残されてました。
きれいな広い日本庭園を見ながらの、重要文化財でのお稽古・・・。
生徒といえば、当時の蒲原セレブばかり。
子供は私だけだったので、みなさんにずいぶんかわいがっていただきました。
体育会系の少林寺拳法と違って、優雅なひとときを過ごしてました。
お茶ってすごく奥が深いので、礼儀作法や、所作はもちろん、焼き物や塗り物、
書物、お花、そして、人をもてなすという心得などなど・・・あんまり身に付いてるとはいえないけど、
とても勉強になることばかりです。いうなれば、美術、宗教、哲学、社交というものが複雑に融合する、
突き詰めたら果てしない、奥の深い習い事なんです。ただお茶飲んで、お菓子食べて・・・っていう
次元ではないんです。
「利休七則」という、最初に教えられる鉄則のようなものがありますが、それには、
・茶は服のよきように
・炭は湯の沸くように
・夏は涼しく、冬は暖かに
・花は野にあるように
・刻限は早めに
・降らずとも雨の用意
・相客に心せよ
とあります。茶道の根本には、このように、自然体のままで季節感を大切にし、
もてなしとしつらえを基本にしてるということがいえます。
これ、簡単なことのようで、なかなかできないこと・・・。
こういう気構えで人をもてなしなさい・・・という教えです。
お茶のお稽古は、こういう心構えを元に、礼儀作法や所作にも気を遣うので、
とても緊張感があります。
お稽古の時のお茶室は、余計な音はなく、お湯の沸く音がシュンシュンと
しています。これまた緊張感を引き立てます。
普段の生活ではなかなか味わえないこの緊張感が、けっこう気分転換になって、
精神衛生上にもよい感じなのです。
今のクサクサしている私にはもってこいの環境なのですが・・・。
あぁ、こんなにお茶のこといっぱい書いたら本当に習いたくなってきた・・・。
長くなってしまってすみません。
でも、ちょっと悩みます・・・。
これを見てちょっとでもお茶に興味が沸いた方、是非、まずはお茶会などに参加して、
その雰囲気を味わってみるのもよいと思います。
今の時期って、意外とお茶会って多いんじゃないかな?


