RURIKO


この本、すごかったです。

ある意味、女優:浅丘ルリ子さんの恋愛遍歴記みたいな・・・。

本人も実名ですし、石原裕次郎や小林旭、美空ひばり、石坂浩二、

北原三枝などなど・・・登場する有名人すべて実名。

なので、とても読みやすかったです。


昭和19年、満州の帝王・甘粕正彦を魅了した4歳の少女がいた。

のちに、画家・中原淳一に見出され、少女は「浅丘ルリ子」としてデビューする。

時は、昭和30年代、日本映画黄金期。

銀幕には、石原裕次郎や、小林旭、美空ひばりなど、きらめくようなスターたちが

ひしめいている。

少女から女性へ、ルリ子は美しく成長し、めくるめく恋の日々が始まる。

「渡り鳥シリーズ」で共演した小林旭との恋愛、その後、旭はルリ子と別れ、

美空ひばりと結婚するが、そのひばりは、元カノのルリ子に結婚生活の悩みを

相談し、以来、友人となる。

その後、若い俳優との恋を経て、ルリ子は妻子ある映画監督と不倫の恋に落ちる。

だが、長く付き合ったにもかかわらず、自然消滅的に恋は終わる。

そして、石坂浩二との結婚、離婚・・・だが、奔放に見えたルリ子は、

ただ一人の男に純愛を貫く・・・。


浅丘ルリ子さん。うちの母親が石原裕次郎さんやら小林旭さんが好きだったので、

子供の頃から、浅丘さんの存在は知ってました。

日本人離れした美しさ、そして、本当に華奢で痛々しいくらい細い体・・・。

その浅丘さんの、恋の遍歴を主につづったこの作品。

どこまでがフィクションなのか、読んでてわからなくなっちゃいましたが、

ほぼノンフィクションかな?登場人物、ほとんど実名だったし。

本の帯に「きれいな女はこう生きろ!」って書いてありますが、

浅丘さんほどの美貌を兼ね備えた人ともなると、恋愛の華々しさも

違うのねーーーと、ミーハーな私はただただ感心。

林さん、「アッコちゃんの時代」でも、実在の魔性の女を描いていましたね。

年が近いし、バブルの頃の話だったので、「アッコちゃんの時代」にはかなり

親近感を持って読み進むことができましたが、この本は、別世界の話として

とても楽しめました。

私から見ると、石原裕次郎さんも、小林旭さんも、同じ時代に活躍したであろう

大スターに見えますが、片や映画からテレビへの過渡期にテレビを受け入れて、

うまく成功した裕次郎さん、片や、映画を愛するあまり、テレビを受け入れられず、

事業にのめりこんで失敗してしまう小林さん・・・。

そんな二人の男性を軸に、浅丘さんは、奔放ともいえる恋愛遍歴を重ねます。

これ、普通の女優さんがやってしまうと、イヤミなことに思えますが、

浅丘さんほどの人ともなると、「はぁ、すごいなぁ・・・」という言葉しか

出てきません。

そして、美空ひばりさんとの不思議な交友も意外でした。

全部が全部本当のことは書かれてないとは思いますが、

林さんの巧妙な描き方で、とても面白く読めてしまいます。

私、1日で読み終わってしまいました。

これ、当時の芸能情報に詳しいうちの母にもオススメしようと思ってます。

よりリアルに読めるんじゃないかと・・・。


浅丘ルリ子さん、今年で68歳になられるそうです。

そして、今の恋人は20歳以上も年下の俳優さん・・・。

はぁ、年をとっても華麗な人生を送ってらっしゃるんですねー。

表紙の若い頃の浅丘さんの美しさは、息を呑む美しさですが、

今もいいカンジに年を取っていてとても美しいですね・・・。

あんな風に年をとれたらいいな・・・と、ちょっとあこがれてしまいました。