ぼくはわいんがのめない

読書家の先輩に教えていただいた本。

00年から04年まで「TV LIFE」に連載されてたエッセイを

単行本化したもの。

タイトルは、当時「私の血はワインでできている」とかなんとか、

ワケのわからない表現でワイン通を語っていた川島なお美に

対抗(?)してつけられたらしい・・・。

ここからすでにクドカンワールド。


この連載中にいろんなクドカン作品が生まれました。

木更津キャッツアイもそのひとつ。

なので、木更津キャッツやマンハッタン・ラブストーリーについても

いろいろ書かれてて、私にはとても面白い本でした。

クドカン、「笑う犬の冒険」で、コント作家やってたんですね。

知らなかった・・・それゆえ、ドラマの小ネタがあんなに鮮烈なんでしょうねー。


他にも、今は無き、渋谷の伝説の劇場「ジアンジアン」跡地の

ルノアールでの人間観察も面白かった。

クドカンは一瞬だけアルバイトとして「ジアンジアン」で働いたことがあるようで、

伝説の劇場が「松屋」が「てんや」になるように、軽いノリでルノアールになってしまったことを

嘆いています。

そして、かつて楽屋だった場所では今、風俗嬢の面接が行われてるそうで・・・。

切ないんだろうな・・・だって、演劇音痴な私でも、「ジアンジアン」は一部の人たちにとっては

まさに”聖地”なんだってことは知ってますもの。美輪明宏が歌ったり・・・私的には、

清水ミチコのライブに惹かれてましたが・・・。


あと、映画で共演した田中邦衛さんとふたり並んでカップ麺を食べるシーンで

はたと思い立ち、急に田中さんが「いきましょう」ってクドカンの腕をつかんでひっぱっていくという

場面で、あの「北の国から」の伝説に残る名セリフ「・・・・あ!まだ食ってる途中でしょうが!!」って

言えるって思って、実際、本番で言ってしまったようなんです。(勇気あるなぁ・・・。)

そしたら、クドカンたら、あまりにもそこしか頭になくて、場面が繋がらず、NGになったそうで、

さらに田中さんから、「宮藤さん、そんなにくちびるを突き出さないで下さい。」とポソッと

言われたらしいです。これも、北の国からファンな私は笑いました・・・。


・・・とまぁ、よくもここまで・・・というくらい、ゆるーいエッセイになってて力を抜いて読めます。

他に読んでる本があるのに、これ、一気にガガッと読めてしましました。面白かった!!

ゆるゆるゆえにゆるゆる読めてしまいます。

クドカンファン、必見だと思います。これ、相当面白いです。

あんな面白い作品を世におくりだしているひとにも関わらず、

素顔はとってもシャイでおとなしいらしいです。

クドカン新作がとても見たい!!何かドラマ始まらないかなぁ・・・。


クドカン好きな人、必見ですよ!!!