少女には向かない職業


本屋さんで桜庭一樹さんの直木賞受賞コーナーがあり、
そこに並んでいた本。
桜庭さんは、ライトノベル出身だそうで、私の中のライトノベルの
イメージって、”氷室冴子”とか?
中学生の頃、友達の間で流行ったりしてましたが、
なんとなく読む気になれず・・・。読んだことないけど、ニガテ分野・・・。
この本も、主人公は中学生。
一瞬、どうしようかな・・・って思ったんですが、「私の男」の
全体の濃密さがかなり衝撃的だったのと、他の桜庭作品が
やはりライトノベルしかなかったのとで、試しに購入してみました。


物語の主人公は、中学二年生の大西葵。
山口県下関市の沖合いにある、人口二万人のさびれた島で暮らしている。
クラスでは明るく、お調子者で先生からもイジられ、放課後は、島にできたばかりの
小さなマックで友達とのおしゃべりに花を咲かせる、ゲームの大好きな、
イマドキの普通の女の子。
でも、家に帰ると、アルコールの臭いをプンプンさせ、ごぉごぉとイビキをかいて眠る
”怪物”がいる。
漁港で働く母親は、自分のことしか考えず、葵の話には耳を傾けようとはしない。
そんな葵は、ひょんなことから敬遠していたクラスメートの宮乃下静香と
親しくなる。
中学生の少女二人が犯したある犯罪の物語・・・。


・・・意外と面白かったです。
この時期の女の子の細やかな心の動きの表現とかすごくうまいし。
友達との微妙な関係や、男子との距離感とか・・・。
しかし、今の子は、ケータイやPCがあるから、いろいろ便利ですね・・・。
私が中学生のとき、ケータイやPCがあったら、どんなんだったんだろう?
想像がつきません。
そういう時代を知ってるから、改めて文明の利器に感動できるんでしょうが・・・。
私はゲーム類がニガテなんで、主人公がすごく大事にしている、
ゲームのカードがどれほどのものなのかがピンとこなくて、ちょっと?な感じ
でした・・・。なので、そこから殺意が芽生えるのも、よくわからないといった
感じでしたが、でも、桜庭さんのリアルでうまい表現力についつい引き込まれて、
結局あっという間に読み終わってしまいました。
この本、ネット配信のドラマにもなってるそうです。
ちょっと見たいかも。
ごぉごぉといびきをかいて眠る”怪物”役が、萩原聖人さんなんですって。
中学生の父親役をやっちゃうトシになりましたか・・・私、同じ年くらいだったんで、
「あぁ、この本の主人公たちは、子供がいたら同じくらいの年なのかぁ・・・。」って
ちょっと面食らいました。20代前半で子供を産んでたら、今中学生くらいなんだな・・・。
改めて驚愕!!


あぁ、なんだかこんなこと考えてたらグラグラしちゃいそうなので、これくらいにしておきます。
他の桜庭作品も読んでみたいです!!